特許
J-GLOBAL ID:200903078068502246

トルク及び横方向の力を同時に発生させる特殊な巻線を備えた電気誘導機を制御するための方法及びその制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-518401
公開番号(公開出願番号):特表平9-507377
出願日: 1995年01月10日
公開日(公表日): 1997年07月22日
要約:
【要約】トルク及び横方向の力を合わせて発生させるための特殊な巻線を備えた電気誘導機を制御する方法及び装置が開示されている。この装置において、誘導機の回転子に作用する横方向の力の強度及び方向は制御巻線の電流を介して制御される。この目的において、駆動巻線によって発生する機械の磁束の強度及び方向と、駆動電流のトルク形成成分が検出される。これらのパラメータから、制御電流ベクトルの所望の値が機械磁束に伴って回転する座標系における減結合式を介して正確に計算される。駆動及び制御巻線の巻線軸の位置を示すベクトル回転、磁束角および一定の角度によって、制御電流ベクトルの所望の値は制御巻線の固定子座標系に変換可能となる。個々の巻線列における所望の電流は、この制御電流ベクトルの結果として決定される。これらの電流は、電流供給装置によって巻線中に印加される。本発明の利点としては、回転子に作用する横からの力がいかなる状態の機械においても非常に正確に制御可能であり、特に静止状態で弱い磁場の部分においても制御可能であるという点が挙げられる。このことは、機械において作用する全ての磁気力、マックスウェル力及びローレンツ力並びに駆動磁束及びトルク形成電流成分を検出することによって示される。
請求項(抜粋):
トルクと、回転子に対して垂直に作用するとともに、強度及び方向が所望の値に調整可能な横方向の力Fを合わせて発生させるための固定子巻線を備えた誘導機の制御方法であって、a)前記固定子巻線は、極対数p1の駆動巻線と極対数p2=p1±1の制御巻線とを備え、b)前記制御巻線には、前記駆動巻線の駆動電流iS1と独立して制御電流iS2が供給され、c)p1面における駆動磁束γS(p1)の偏角が決定され、d)所望の横方向の力F*に必要なp2面における制御電流iS2*(T,p2)が、角度γS(p1)で回転する座標系(T)において決定され、e)この制御電流iS2*(T,p2)は、角度ρ(p2)o(p2)S(p1)の座標回転によって前記固定子に対して固定された座標系(S)に変換され、それによって、前記固定子における前記制御巻線及び前記駆動巻線の間の任意の相対的な回転が一定の角度ρo(p2)によって示されることを特徴とする方法。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平4-236188
  • 特開平4-236188

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