特許
J-GLOBAL ID:200903078092549741
画像信号処理装置および方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
杉浦 正知
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-207777
公開番号(公開出願番号):特開平9-037259
出願日: 1995年07月21日
公開日(公表日): 1997年02月07日
要約:
【要約】【課題】 背景、動き物体および影を精度良く分離することを可能とする。【解決手段】 現画像と1フレーム遅延が施された画像との差分値をしきい値th1と比較し、その結果、第0フラグ(flag0)が生成され、そのflag0に応じて動き領域判定回路8では、第1フラグ(flag1)が判定される。現画像と背景メモリ37との差分値をしきい値th2と比較し、その結果、第2フラグ(flag2)が生成される。flag1とflag2の論理積を第3フラグ(flag3)とし、そのflag3から孤立点を除いた第4フラグ(flag4)は、しきい値th1、th2、th3、th4を用いて動き領域を判定し、第5フラグ(flag5)が生成される。さらに、flag5は、しきい値th5と比較した後、第6フラグ(flag6)が生成され、そのflag6の孤立点を除いた第7フラグ(flag7)に応じて、背景、動き物体および影が分離される。
請求項(抜粋):
連続して入力される動画像から背景画像と動き物体を分離する画像信号処理装置において、入力画像に対して1フレーム遅延を行うフレームメモリ手段と、上記入力画像と1フレーム遅延された上記画像とから画素毎に差分を計算する手段と、上記差分値を絶対値化した後、しきい値と比較することによって2値化した第1のフラグを設定し、動き物体の輪郭を判断する手段と、上記動き物体の輪郭を上下左右から走査することで動き物体領域の第1の候補を判定する手段と最初の入力画像によって初期設定された更新可能な背景メモリ手段と、上記背景メモリ手段からの画像と上記入力画像との差分を計算する手段と、上記差分値を絶対値化した後、しきい値と比較することによって2値化した第2のフラグを設定し、動き物体領域の第2の候補を判定する手段と、動き物体領域の上記第1の候補と上記第2の候補の論理積の結果を第3の候補とする手段と、動き物体領域の上記第3の候補の内部において、上記入力画像と上記背景メモリからの画像の比率を計算する手段と、上記比率の局所ブロック内平均値および標準偏差を計算する手段と、上記平均値および上記標準偏差を所定のしきい値で比較することで、背景の領域の判定を行う手段と、上記背景の領域を動き物体領域の上記第3の候補から削除し、最終的な動き物体領域を判断することを特徴とする画像信号処理装置。
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