特許
J-GLOBAL ID:200903078141980941

薄板状弾塑性体フランジ部の逐次成形加工方法とその方法に使用する装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-216395
公開番号(公開出願番号):特開2000-005834
出願日: 1998年06月24日
公開日(公表日): 2000年01月11日
要約:
【要約】【目的】 多様な3次元自由曲面の薄板状弾塑性体フランジ部の成形加工において、1、大型で専用の成形型を用いない、成形型の製作費、交換費ならびに保管スペースの少ない加工法を得る。2、塑性加工の可能範囲の広い加工法を得る。3、負角のため一方向からでは不可能な成形加工を経済的に可能にする加工法を得る。4、加工装置やワークの摩耗や損傷の少ない加工法を得る。【構成】 連続して滑らかに変化する成形面を有する小型で汎用の一対の成形型29の間に、ワークのフランジ部Mcを通過させると同時に、前記成形型29を介して該フランジ部Mcに振動荷重発生装置7が発生する加工力を繰り返し加え、該フランジ部に沿って逐次微小な塑性変形を累積させつつ成形加工を行う。このとき加工力は加工内容の変化に応じて変化させて加えることもできる。また、必要に応じ同じ加工ヘッドに組み込んだ別の成形型による局部的単発成形加工も併用できる。
請求項(抜粋):
薄板状弾塑性体のフランジ部に沿って相対移動する一対の成形型を用いて逐次成形加工を行う方法であって、当該一対の成形型を介して薄板状弾塑性体の加工対象フランジ部に成形加工のための力を加えたとき、当該一対の成形型の両方の型が共に、該フランジ部が入る入口側においては該フランジ部の加工前の面に少なくとも一部が接する成形面を有しており、該フランジ部が出る出口側においては該フランジ部の加工後の所望の形状に少なくとも一部が接するか、または、弾性回復の量だけ食い込むいずれかの成形面を有しており、該入口側の成形面と出口側の成形面の間においては、該フランジ部が、当該成形型の間を通過する方向に沿って滑らかに変化し、当該成形型が該フランジ部に沿って相対移動しながら、該フランジ部へ成形に必要な力を繰り返し加えたとき、該フランジ部と接しながら該フランジ部を加工前の形状から加工後の所望の形状へと逐次変形させる連続した成形面を有する一対の成形型の間に、前記薄板状弾塑性体の加工対象フランジ部を前記入口側から出口側へと通過させると同時に、前記一対の成形型を介して該フランジ部に振動荷重発生装置が発生する成形加工のための力を繰り返し加え、該フランジ部に沿って逐次微小な塑性変形を累積させつつ、前記薄板状弾塑性体の加工対象フランジ部を加工前の形状から加工後の所望の形状へと逐次成形加工することを特徴とする薄板状弾塑性体フランジ部の逐次成形加工方法。
IPC (2件):
B21D 39/02 ,  B21D 19/08
FI (2件):
B21D 39/02 E ,  B21D 19/08 C

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