特許
J-GLOBAL ID:200903078160787931

射出成形機の速度制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-205330
公開番号(公開出願番号):特開平8-066944
出願日: 1994年08月30日
公開日(公表日): 1996年03月12日
要約:
【要約】【目的】 射出充填工程におけるチェック弁の閉り特性のばらつきによる悪影響を最小限に抑制して、成形品品質の安定化を図った射出成形機の速度制御方法を提供するものである。【構成】 位置検出器と圧力検出器を介して検出した射出スクリュ位置や射出圧力を入力して充填工程を複数段の射出速度で速度制御を実施する射出制御装置を備えた射出成形機において、予め充填工程の任意点に設定したチェック弁判定圧力PJ に射出圧力が達したとき、その射出スクリュ位置と基準ショットにおける射出スクリュ位置の差異分△S1 (または△S2 )を演算記憶しておき、判定圧力PJ を設定した以降における各々の速度変更切替において基準変更切替位置mn 、mn+1 、mn+2 、....に修正を加えて位置切替によって速度切替を行なうものである。
請求項(抜粋):
射出スクリュ位置を検出する位置検出器と圧力検出器と前記位置検出器を介して検出した射出ストロークの時間微分値を算出する速度演算器もしくは射出スクリュの射出速度検出器とを装備し、かつ、充填工程を複数段の異なる射出速度で射出スクリュの射出速度制御を行なう射出成形機において、チェック弁閉り判定圧力を予め充填工程の任意点に設定するとともに、充填開始後射出圧力が該判定圧力に達したときの射出スクリュ位置と予め設定した基準ショットにおける該判定圧力到達時の射出スクリュ位置との差異を演算記憶しておき、前記複数段の射出速度の変更切替点のうち、該判定圧力に達する前の切替は各々予め設定した射出スクリュの基準変更切替位置で速度切替を行ない、該判定圧力に達した後の切替に際しては各々予め設定した射出スクリュの基準変更切替位置に前記差異分を増減して修正した射出スクリュ位置による位置切替によって速度切替を行なう射出成形機の速度制御方法。
IPC (2件):
B29C 45/52 ,  B29C 45/77

前のページに戻る