特許
J-GLOBAL ID:200903078183872626

磁気特性の優れた一方向性電磁鋼板の安定製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 弘明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-115033
公開番号(公開出願番号):特開平6-228646
出願日: 1993年05月17日
公開日(公表日): 1994年08月16日
要約:
【要約】【目的】 本発明は電気機器の鉄心に用いられる一方向性電磁鋼板の磁気特性の高位安定化を図ることを目的とする。【構成】 C,Si,酸可溶性Al:0.010〜0.060%、S:0.01〜0.05%、N:0.0030%未満を含有したスラブを1280°C未満の温度で加熱し、熱延を行い、引き続き、通常の工程で一方向性電磁鋼板を製造する方法において、Mn:0.02〜0.8%、Cu:0.01〜0.4%のうち何れか一方または両方をさらに含有せしめると共に、Ti量,Zr量,N量を所定の関係を満す範囲内に制御し、熱延後最終仕上焼鈍の二次再結晶開始までの間に窒化処理を施すことを特徴とし、さらには、Sn添加、所定温度範囲での熱延板焼鈍を施すこと、脱炭焼鈍完了後最終仕上焼鈍開始までの間の一次再結晶粒の平均粒径制御を行うことを特徴とする。
請求項(抜粋):
重量%でC :0.025〜0.075%、Si:2.5〜4.5%、酸可溶性Al:0.010〜0.060%、N :0.0030%未満、S :0.01〜0.05%、Mn:0.02〜0.8%を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなるスラブを1280°C未満の温度で加熱し、熱延し、圧下率80%以上の最終冷延を含み、必要に応じて中間焼鈍をはさむ1回以上の冷延を施し、次いで、脱炭焼鈍、最終仕上焼鈍を施して一方向性電磁鋼板を製造する方法において、スラブのTi,Zr,Nの含有量(重量%)を、下記の式に制御し、0.5×N(%)<0.292 ×Ti(%)+0.154 ×Zr(%)<0.0050熱延後、最終仕上焼鈍開始までの間に鋼板に窒化処理を施すことを特徴とする磁気特性の優れた一方向性電磁鋼板の安定製造方法。
IPC (5件):
C21D 8/12 ,  C23C 8/26 ,  H01F 1/16 ,  C22C 38/00 303 ,  C22C 38/14

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