特許
J-GLOBAL ID:200903078206271110
建物の壁タイルの剥離の判定方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
渡辺 一豊
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-236430
公開番号(公開出願番号):特開平9-080033
出願日: 1995年09月14日
公開日(公表日): 1997年03月28日
要約:
【要約】【課題】 迅速,高精度,安価になし得る建物の壁タイルの剥離判別手段を提供する。【解決手段】 タイル表面を機械的な方法で振動させ、同時にセンサーでこの振動を計測し、複数の周波数バンドの振動レベルを記録する。この操作を、調査対象建物の壁面の健全部・タイル剥離箇所・下地モルタル剥離箇所の3種類についてそれぞれ複数回行う。これらのデータから、各周波数バンドの振動レベルを変数とし、剥離の有無を判別するための式と剥離箇所を判別する為の式を作成する。これには多変量解析のうちの判別分析を用いる。建物壁面の調査を行う際には同じ方法で振動の計測を行い、個々の測定点で得られたデータに判別式を用いて剥離箇所かそうでないかを推定する。
請求項(抜粋):
タイル表面を機械的な方法で振動させ、同時にセンサーでこの振動を計測し、複数の周波数バンドの振動レベルを記録するとした操作を、調査対象建物の壁面の健全部・タイル剥離箇所・下地モルタル剥離箇所の3種類について行ない、これらのデータから、各周波数バンドの振動レベルを変数とし、剥離の有無を判別するための式と剥離箇所を判別する為の式を作成し、これには多変量解析のうちの判別分析を用い、建物壁面の調査を行う際には同じ方法で振動の計測を行い、個々の測定点で得られたデータに上記の判別式を用いて剥離箇所かそうでないかを推定するとした方法であって、判別式としては、既知の健全な箇所と剥離箇所それぞれ複数箇所において、振動のオクターブバンド毎のレベルを計測し、例えば、64Hzから4KHz までの7オクターブバンドのレベルを計測した7つの周波数バンドの振動レベルをそれぞれx1,x2,x3,・・・x7 とすると、 Ya =a1 x1 +a2 x2 +a3 x3 +・・・+a7 x7 (1)なる多項式を想定し、判別分析を用いて、係数a1,a2,a3,・・・a7 の値を設定し、次に、既知のタイル剥離箇所とモルタル剥離箇所それぞれ複数箇所において、振動のオクバーブバンド毎のレベルを計測して、同様に下記の多項式を想定し、 Yb =b1 x1 +b2 x2 +b3 x3 +・・・+b7 x7 (2)判別分析を用いて、係数b1,b2,b3,・・・b7 の値を設定し、次いで、調査対象壁面に対して上記と同一の計測を行ない、ある測定点で得られたデータを上記の判別式(1)に代入し、得られたYa の値を閾値と比較することによって、剥離の有無を推定し、剥離と推定された箇所について、データを判別式(2)に代入し、得られたYb の値を閾値と比較することによって、剥離面の深さを推定するとしたことを特徴とする建物の壁タイルの剥離の判定方法。
IPC (3件):
G01N 29/12
, G01M 7/02
, G01N 19/08
FI (3件):
G01N 29/12
, G01N 19/08 Z
, G01M 7/00 A
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