特許
J-GLOBAL ID:200903078251208500

車両用2系統液圧ブレーキ装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-111605
公開番号(公開出願番号):特開平11-301443
出願日: 1998年04月22日
公開日(公表日): 1999年11月02日
要約:
【要約】【課題】 液圧ポンプの吐出量不足を伴うことなくブレーキペダルが踏み込まれている状態の下でのブレーキペダルの振動や液圧配管の振動を抑制する。【解決手段】 マスターシリンダ17から電動機駆動の液圧ポンプ18、19を介さずに車輪ブレーキ11〜14へ昇圧ブレーキ液を供給する通路21、22を開閉するために該通路に介装された開閉電磁弁23、24と、マスターシリンダ17から液圧ポンプ18、19の吸込み側にブレーキ液を供給するための通路25、26を開閉するために該通路に介装された開閉電磁弁24とを備える。通路25、26の開閉電磁弁25、26の液圧ポンプ側には、シリンダ内にピストンを液密的摺動可能に嵌合して形成した一対の液室と一対のオリフィスとで構成されたダンパ29が介装され、該ダンパ29により、液圧ポンプ18、19から通路25、26を介してマスターシリンダ17に伝達する液圧脈動が低減される。
請求項(抜粋):
第1及び第2の液圧系統を具備した車両用2系統液圧ブレーキ装置であって、前記第1及び第2の液圧系統の各々が、供給される液圧の大きさに対応した大きさのブレーキ力を車輪に加えるための車輪ブレーキと、ブレーキ液リザーバと、ブレーキ液リザーバから供給されるブレーキ液をブレーキペダルの踏込みにより昇圧して前記車輪ブレーキへ供給するマスターシリンダと、前記ブレーキ液リザーバから前記マスターシリンダを介して供給されるブレーキ液を昇圧して前記車輪ブレーキに供給する液圧ポンプと、前記マスターシリンダから前記液圧ポンプを介さずに前記車輪ブレーキへ昇圧ブレーキ液を供給する第1の通路を開閉するために該第1の通路に介装された第1の弁手段と、前記マスターシリンダから前記液圧ポンプの吸込み側にブレーキ液を供給するための第2の通路を開閉するために該第2の通路に介装された第2の弁手段とを備えている車両用2系統液圧ブレーキ装置において、前記第1の液圧系統の前記液圧ポンプとの作動周期と前記第2の液圧系統の前記液圧ポンプの作動周期が半周期ずらされていると共に、前記第1の液圧系統の前記第2の通路と前記第2の液圧系統の前記第2の通路とを互いに連通する第1のシリンダと該シリンダ内に液密的摺動可能に嵌合された第1のピストンとにより該ピストンの一端側及び他端側にそれぞれ形成されて前記第1の液圧系統の前記第2の通路及び前記第2の液圧系統の前記第2の通路とそれぞれ連通する一対の液室と、前記第1の液圧系統の前記第2の通路及び前記第2の液圧系統の前記第2の通路の前記各液室と前記マスターシリンダとの間に介装された一対のオリフィスとで構成され、前記液圧ポンプの作動時に前記液圧ポンプの吸込み側から前記第2の通路を介して前記マスターシリンダに伝達する液圧脈動を低減する第1の液圧脈動減衰手段を備えたことを特徴とする車両用液圧ブレーキ装置。
IPC (3件):
B60T 8/40 ,  B60T 8/00 ,  B60T 13/66
FI (3件):
B60T 8/40 C ,  B60T 8/00 Z ,  B60T 13/66 Z

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