特許
J-GLOBAL ID:200903078263650225

ゴム変性芳香族ビニル系共重合体樹脂及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐野 英一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-358000
公開番号(公開出願番号):特開平5-247149
出願日: 1992年12月25日
公開日(公表日): 1993年09月24日
要約:
【要約】【構成】 ゴム成分として一般式Xm Y〔但し、Xはブタジエンを主とする共重合体ブロックとスチレンを主とする共重合体ブロックとからなるブロック共重合体であり、Yは放射状重合体の形成に使用される多官能カップリング剤の残基を表し、YはXのブタジエンを主とする共重合体ブロックの末端のブタジエン残基に結合し、mと3又は4である。〕で表される分岐構造を有するスチレンブタジエンラバーを使用したABS樹脂。【効果】 光沢特性、耐衝撃性及び流動性が優れている。
請求項(抜粋):
芳香族ビニル単量体とシアン化ビニル単量体との共重合体又は芳香族ビニル単量体とシアン化ビニル単量体とこれらと共重合し得るビニル単量体との共重合体からなるマトリックス樹脂100重量部に対して3〜20重量部のゴム成分が粒子状に分散したゴム変性芳香族ビニル系共重合体樹脂であって、マトリックス樹脂の芳香族ビニル単量体分含有量が60〜99重量%、シアン化ビニル単量体分含有量が1〜40重量%、重量平均分子量が70000〜165000であり、全ゴム成分の50重量%以上が、一般式Xm Y〔但し、Xはブタジエンを主とする共重合体ブロックとスチレンを主とする共重合体ブロックからなるブロック共重合体であり、ブロック共重合体のスチレン分含有量が15重量%以下である重合体ブロック、Yは放射状重合体の形成に使用される多官能カップリング剤の残基を表し、YはXのブタジエンを主とする共重合ブロックの末端のブタジエン残基に結合している。mは該多官能カップリング剤の官能基の数を示し、少なくとも3以上の整数である。〕で表される分岐構造を有するスチレンブタジエンゴムであり、全ゴム成分の25°Cでの5重量%スチレン溶液粘度が10〜50cps、ゴム成分の分散粒子の平均粒径(Dw)が0.2〜2μmであることを特徴とするゴム変性芳香族ビニル系共重合体樹脂。

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