特許
J-GLOBAL ID:200903078333225799

アンチスキッド制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-104616
公開番号(公開出願番号):特開平6-312657
出願日: 1993年04月30日
公開日(公表日): 1994年11月08日
要約:
【要約】【目的】ヨーレート制御を行うアンチスキッド制御から通常のアンチスキッド制御への移行期に,制御圧の増圧タイミングを早めて、車両走行安定時には制動距離を短縮することのできるアンチスキッド制御装置を提供する。【構成】目標ヨーレートψ'*と実ヨーレートψ' との偏差εがない場合には通常のアンチスキッド制御を行い、前記偏差が発生した場合には当該ヨーレート偏差εに応じて車輪速VWjを補正してヨーレート制御を行うアンチスキッド制御を行い、このヨーレート偏差εの大きさとその変化率の極性を監視することによって,当該ヨーレート偏差εが収束中に所定値ε0 以下となった時点で前記車輪速VWjの補正をキャンセルして、ヨーレート制御を行うアンチスキッド制御から通常のアンチスキッド制御に移行することで,増圧タイミングを早めて車両安定走行時の制動距離を短縮する構成とした。
請求項(抜粋):
アンチスキッド制御で用いる物理量を複数の車輪の車輪速から求め、この物理量を用いて各輪に備えられた制動用シリンダの流体圧を制御して各輪の制動力を制御するアンチスキッド制御装置において、制御対象となる各輪の車輪速を検出する車輪速検出手段と、車両の操舵状態を検出する操舵状態検出手段と、少なくとも前記操舵状態検出手段の検出値に基づいて車両の目標ヨーレートを設定する目標ヨーレート設定手段と、車両に発生するヨーレートを検出するヨーレート検出手段と、前記目標ヨーレートとヨーレート検出手段の検出値とからヨーレート偏差を算出する偏差算出手段と、前記ヨーレート偏差の変化率を算出する変化率算出手段と、少なくとも前記ヨーレート偏差に基づいて,前記アンチスキッド制御で用いる物理量を補正する補正手段と、前記ヨーレート偏差の大きさ及びヨーレート偏差の変化率の極性を判断する判断手段と、前記車輪速検出手段及び補正手段及び判断手段からの信号に基づいて前記各輪の制動用シリンダの流体圧を制御する制動圧制御手段とを備えたことを特徴とするアンチスキッド制御装置。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平4-146863

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