特許
J-GLOBAL ID:200903078336458603

マスタシリンダ

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-210608
公開番号(公開出願番号):特開2003-025980
出願日: 2001年07月11日
公開日(公表日): 2003年01月29日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 吸引式排気装置を用いて内部空気を排気する場合の排気能率及び排気の程度を従来マスタシリンダよりも向上させることができると共に、ピストンの摺動抵抗の増大も発生しないようにように構成する。【解決手段】 シリンダボデー11Bの後端開口部の内周の環状溝39内にリング状シーリングカップ40が収容される。作動液補給通路を構成する通路34と環状溝39とを軸方向に分離している壁部分41の内周には、リング状シーリングカップ40の内径側リップ40aの外周と外径側リップ40bの内周との間の環状スペース42を通路34の連通する溝43が周方向に等間隔で6個形成されている。そして、環状溝39の前側壁面には、溝43の環状溝39への開口の半径方向外端44よりも内径側の所定位置45から半径方向内方及び前方へ延在していてリング状シーリングカップ40の内径側リップ40aの先端が当接可能なテーパ面部46が形成されている。
請求項(抜粋):
後端に開口するシリンダボアと作動液の入口及び出口とを有したシリンダボデーと、前端が前記開口から前記シリンダボア内に挿入されて後端が前記シリンダボデー外に位置するピストンと、前記ピストンの前進により作動液を加圧する圧力室を前記シリンダボデー内に形成するため前記ピストンの外周と前記シリンダボデーの内周との間に配設された第1のリング状シーリングカップと、前記入口から前記シーリングカップの後側に作動液を導く作動液補給通路と、前記作動液補給通路内の作動液が前記シリンダボデーの後端開口部の内周と前記ピストンの外周との間の隙間を通って前記シリンダボデー外へ漏れるのを防止するため前記作動液補給通路の後側にて前記シリンダボデーの後端開口部の内周に設けられた環状溝に収容された第2のリング状シーリングカップとを備えたマスタシリンダにおいて、前記作動液補給通路と前記環状溝とを軸方向に分離している壁部分には通常状態における前記第2のリング状シーリングカップの内径側リップの外周と外径側リップの内周との間の環状スペースを前記作動液補給通路に連通する連通路が形成されており、前記環状溝の前側壁面には、前記連通路の前記環状溝への開口の半径方向外端よりも内径側の所定位置から半径方向内方及び前方へ延在していて前記第2のリング状シーリングカップの内径側リップの先端が当接可能なテーパ面部が形成されていることを特徴とするマスタシリンダ。
Fターム (4件):
3D047BB33 ,  3D047BB36 ,  3D047CC07 ,  3D047KK03

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