特許
J-GLOBAL ID:200903078384736640

修飾オリゴヌクレオチド、その調製およびその使用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高木 千嘉 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-107299
公開番号(公開出願番号):特開平8-003186
出願日: 1995年05月01日
公開日(公表日): 1996年01月09日
要約:
【要約】【構成】 8-アザプリン塩基を少なくとも1つ含み、核酸とより安定なハイブリダイゼーション複合体を形成する新しい修飾オリゴヌクレオチドとその調製方法の提供。【効果】 この修飾オリゴヌクレオチドは遺伝子発現の抑制剤、核酸検出のためのプローブ、分子生物学における手段、および薬剤または診断薬として有用である。
請求項(抜粋):
下記式Iのオリゴヌクレオチドおよび生理学的に許容しうるその塩。【化1】〔式中、R1は水素、C1〜C18-アルキル、C2〜C18-アルケニル、C2〜C18-アルキニル、C2〜C18-アルキルカルボニル、C3〜C19-アルケニルカルボニル、C3〜C19-アルキニルカルボニル、(C6〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルキル、ヌクレオチド化学で慣用的な保護基、または下記式IIa:【化2】の基であり、R1aは水素、C1〜C18-アルキル、C2〜C18-アルケニル、C2〜C18-アルキニル、C2〜C18-アルキルカルボニル、C3〜C19-アルケニルカルボニル、C3〜C19-アルキニルカルボニル、(C6〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルキル、または下記式IIb:【化3】の基であり、R2は水素、ヒドロキシル、C1〜C18-アルコキシ、C1〜C6-アルケニルオキシ、特にアリルオキシ、ハロゲン、アジドまたはNH2であり;aはオキシまたはメチレンであり;nは3〜99の整数であり;Wはオキソ、チオキソまたはセレノキソであり;Vはオキシ、スルファンジイルまたはイミノであり;Yはオキシ、スルファンジイル、イミノまたはメチレンであり;Y′はオキシ、スルファンジイル、イミノ、(CH2)mまたはV(CH2)mであり、ここで、mは1〜18の整数であり;Xはヒドロキシルまたはメルカプトであり;Uはヒドロキシル、メルカプト、SeH、C1〜C18-アルコキシ、C1〜C18-アルキル、C6〜C20-アリール、(C6〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルキル、NHR3、NR3R4または式III:(OCH2CH2)pO(CH2)qCH2R5 (III)の基であり、ここで、R3はC1〜C18-アルキル、C6〜C20-アリール、(C6〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルキル、または2-(CH2)c-〔NH(CH2)cd-NR6R6、ここでcは2〜6の整数であり、そしてdは0〜6の整数であり、そして、R6はそれぞれ独立して、水素またはC1〜C6-アルキルまたはC1〜C4-アルコキシ-C1〜C6-アルキルであり;R4はC1〜C18-アルキル、C6〜C20-アリールまたは(C6〜C10)-アリール-(C1〜C8)-アルキルであるか、またはNR3R4の場合はR3およびこれらが結合している窒素原子と一緒になって5〜6員のヘテロ環を形成し、これは更にO、SおよびNから選択されるヘテロ原子を有することができ、pは1〜100の整数であり、qは0〜22の整数であり、R5は水素または官能基、例えばヒドロキシル、アミノ、C1〜C18-アルキルアミノ、COOH、CONH2、COO(C1〜C4)-アルキルまたはハロゲンであり;ZおよびZ′は相互に独立して、ヒドロキシル、メルカプト、SeH、C1〜C22-アルコキシ、-O-(CH2)b-NR6R7、ただしここでbは1〜6の整数であり、そしてR7はC1〜C6-アルキルであるか、または、R6およびR7はそれらが結合している窒素原子と一緒になって3〜6員の環を形成するもの、C1〜C18-アルキル、C6〜C20-アリール、(C6〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルキル、(C6〜C14)-アリール-(C1〜C8)-アルコキシ、ただしここでアリールはヘテロアリールであってもよく、そしてアリールは場合によりカルボキシル、アミノ、ニトロ、C1〜C4-アルキルアミノ、C1〜C6-アルコキシ、ヒドロキシル、ハロゲンおよびシアノよりなる群から選択される同じかまたは異なる基1、2または3個で置換されているもの、C1〜C18-アルキルメルカプト、NHR3、NR3R4、式IIIの基またはDNAプローブの細胞内取り込みを促進するか、またはその標識として作用する基、またはオリゴヌクレオチド類縁体が標的核酸にハイブリッド化する場合は、これを結合、交叉結合または分解により攻撃する基であり、そして、曲線の括弧はR2と隣接するホスホリル基が2′および3′位、あるいは逆に3′および2′位の何れかに位置することを指し、ここで各ヌクレオチドはDまたはL型で存在し、そして塩基Bはαまたはβ位に位置し、そしてBは相互に独立してヌクレオチド化学で慣用的な塩基、例えば天然の塩基、例えばアデニン、シトシン、チミン、グアニン、ウラシルまたはヒポキサンチン、または非天然の塩基、例えばプリン、8-アザプリン、2,6-ジアミノプリン、7-デアザアデニン、7-デアザグアニン、N4N4-エタンシトシン、N6N6-エタノ-2,6-ジアミノプリン、シュードイソチトシン、5-メチルシトシン、5-フルオロウラシル、5-(C3〜C6)-アルキニルウラシル、5-(C3〜C6)-アルキニルシトシン、またはそのプロドラッグ形態であり、ここで少くとも1つのBは下記式IV:【化4】{式中EおよびFは相互に独立してH、OHまたはNH2である}の塩基である〕。
IPC (8件):
C07H 21/00 ,  A61K 31/70 ADY ,  C07F 9/6561 ,  C08G 79/02 NUQ ,  C08G 79/04 NUP ,  C12N 15/09 ZNA ,  G01N 33/50 ,  G01N 33/566
引用文献:
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