特許
J-GLOBAL ID:200903078408786376

MRI装置による流体イメージング方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 磯村 雅俊
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-149114
公開番号(公開出願番号):特開平5-015513
出願日: 1991年06月21日
公開日(公表日): 1993年01月26日
要約:
【要約】【目的】 エコープレナー法を利用して、高速に血流投影像を得る。【構成】 関心領域を励起し、振幅の極性の反転を繰返しながら印加するリードアウト傾斜磁場によって発生するエコー信号列から、流れによる磁化の位相変化が強調されたエコー信号25と、流れによる磁化の位相変化が補正されたエコー信号26を分離し、個々に画像再構成した後、サブトラクションによって血流投影像を得る。この際、第2段階では、リードアウト傾斜磁場24に時刻T0の2T時間前から、そのT時間後に振幅の極性が反転するリードアウト傾斜磁場(斜線部27)を付加したパルスシーケンスを用いる。これによって、第1段階で発生したエコー信号A12と第2段階で発生したエコー信号B13は、静磁場不均一による位相変化および横緩和による減衰量が等しくなり、各信号の差をとれば、これらの影響は相殺されるため、正確かつ高速な流体イメージング方法を実現できる。
請求項(抜粋):
MRI装置による流体イメージング方法において、流体の流れる関心領域を選択励起して、投影方向と垂直方向にリードアウト傾斜磁場を振幅の極性を反転させながら印加し、投影方向とリードアウト方向の何れにも垂直な方向にエンコード傾斜磁場を印加することによって、流れによる磁化の位相変化が強調されたエコー信号と、流れによる磁化の位相変化が補正されたエコー信号とを交互に発生させ、該エコー信号を順次サンプリングして第1の信号列とし、再度、上記関心領域を選択励起して、投影方向と垂直方向に、フローエンコードパルスを付加したリードアウト傾斜磁場を振幅の極性を反転させながら印加し、投影方向とリードアウト方向の何れにも垂直な方向にエンコード傾斜磁場を印加することによって、流れによる磁化の位相変化が強調されたエコー信号と、流れによる磁化の位相変化が補正されたエコー信号とを交互に発生させ、該エコー信号を順次サンプリングして第2の信号列とし、両該信号列から、流れによる磁化の位相変化が強調されたエコー信号同志、および流れによる磁化の位相変化が補正されたエコー信号同志を組み合わせ、別個に画像再構成して、得られた画像のサブトラクションを行い、流体の投影像を得ることを特徴とするMRI装置による流体イメージング方法。
IPC (3件):
A61B 5/055 ,  G01R 33/48 ,  G01P 13/00
FI (3件):
A61B 5/05 376 ,  A61B 5/05 312 ,  G01N 24/08 Y

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