特許
J-GLOBAL ID:200903078459489902
減衰力発生装置のための制御装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
長谷 照一 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-276505
公開番号(公開出願番号):特開平10-119528
出願日: 1996年10月18日
公開日(公表日): 1998年05月12日
要約:
【要約】【課題】 スカイフック理論にしたがってダンパ装置の減衰係数を制御する制御装置において、ダンパ装置の大きな伸び及び縮みによるストッパ当りを避けて、車両の乗り心地を良好に保つとともに車体の振動を抑制する。【解決手段】 車体11の上下方向の絶対速度x’を検出するとともに、車体11のロアアーム13に対する上下方向の相対速度y’を検出して、前記検出された両速度x’,y’の速度比x’/y’に基づいてスカイフック理論にしたがった目標減衰係数C*を決定し、ダンパ装置15の減衰係数を目標減衰係数C*に制御する。車体11の振動が大きい場合、ダンパ装置15の伸び量及び縮み量が多くて相対変位量yが所定の範囲内から外れた場合には、前記目標減衰係数C*の下限値を所定制限値以上に制限し、車体11のロアアーム13に対する自由な変位を抑制して、ダンパ装置15の伸び及び縮みによるストッパ当りを避ける。
請求項(抜粋):
ばね上部材とばね下部材との間に配設されてばね上部材のばね下部材に対する振動に対して減衰力を発生するとともに減衰係数を変更可能に構成してなる減衰力発生装置を制御するための制御装置であって、ばね上部材の上下方向の絶対速度を検出する絶対速度検出手段と、ばね上部材の上下方向の振動が加振領域にあるとき前記減衰力発生装置の減衰係数を小さな所定値に制御し、ばね上部材の上下方向の振動が制振領域にあるとき前記減衰力発生装置の減衰係数を前記所定値より大きくかつ前記絶対速度の大きさが大きくなるにしたがって大きくなる値に制御する減衰係数制御手段とを備えた減衰力発生装置のための制御装置において、ばね上部材の振動の大きさを検出する振動検出手段と、前記検出されたばね上部材の振動の大きさが大きいとき前記減衰力発生装置の減衰係数の下限値を前記所定値より大きな所定制限値以上に制限する下限値制限手段とを設けたことを特徴とする減衰力発生装置のための制御装置。
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