特許
J-GLOBAL ID:200903078486357210

車輌用灯具の反射鏡及びその形成方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小松 祐治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-252041
公開番号(公開出願番号):特開平9-082106
出願日: 1995年09月06日
公開日(公表日): 1997年03月28日
要約:
【要約】【課題】 車輌用配光パターンにおいて中心光度の確保と水平方向への充分な光拡散との両立化を反射鏡の反射面の曲面設計により実現する。【解決手段】 反射面の基本面1の形成において、光軸を含む水平面又は該水平面に対する傾斜面内に基準曲線4を設定する際に、その中心軸が光軸に沿って延びる光源体cを基準曲線4の基準点Dの近傍に設定する。そして、光軸上に焦点Fを有する双曲的な曲線部と楕円的な曲線部とを、光軸から離れる方向に沿って交互に繰り返して配置させて基準曲線4を構成するとともに、光源体から発して基準曲線4の各曲線部上の点における反射光線が光軸に対してなす角度が光軸寄りに位置する曲線部程大きくなるようにする。基準曲線4の基準点Dから発したと仮定した光が基準曲線4上の任意の点Qで反射されたときの反射光の光線ベクトルv_Qに平行な軸を有し、該反射点Qを通り基準点Dを焦点とする仮想回転放物面PSを想定し、光線ベクトルを含み鉛直軸に平行な平面πで仮想回転放物面PSを切った時の交線12を求め、それらの集合体として曲面を形成する。
請求項(抜粋):
水平方向に光拡散されかつ所定の中心光度を必要とする配光分布を有する配光パターンを得ることができる車輌用灯具の反射鏡において、(イ)光軸を含む水平面に設定される曲線、又は光軸を含む水平面に対して光軸を回転軸として所定の角度をもって傾斜された面内に設定される曲線を光軸を含む水平面に投射した曲線を基準曲線とすること、(ロ)上記(イ)の基準曲線は、光軸上に焦点を有する双曲的な曲線部と楕円的な曲線部とが、光軸から離れる方向に交互に繰り返されることによって複合曲線として形成されていること、(ハ)反射面のほぼ中央部に光源体の挿入用孔が形成され、該挿入用孔を通して反射鏡内に挿入される光源体は、その中心軸が光軸に沿って延びており、基準曲線の焦点の前方又は後方に設定される基準点の近傍に位置されること、(ニ)基準曲線の各曲線部上の点における反射光線が光軸に対してなす角度が光軸寄りに位置する曲線部ほど大きくされていること、(ホ)光軸上に位置する基準曲線の基準点から発したと仮定した光が基準曲線上の任意の点で反射されたときの反射光の光線ベクトルに平行な軸を有し、該反射点を通り基準点を焦点とする仮想的な回転放物面を、上記光線ベクトルを含み鉛直軸に平行な仮想平面で切った交線の集合体として反射面が形成されること、を特徴とする車輌用灯具の反射鏡。
IPC (2件):
F21M 3/08 ,  F21M 3/16
FI (2件):
F21M 3/08 A ,  F21M 3/16

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