特許
J-GLOBAL ID:200903078518205921

人工心臓のシール機構

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-354938
公開番号(公開出願番号):特開平7-178165
出願日: 1993年12月24日
公開日(公表日): 1995年07月18日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、人工心臓を構成する人工心臓本体の密封液室に駆動部を介して連通する密封液バッグに、軸受内の血液の凝固を抑制し洗浄できる密封液を充填し、軸流ポンプを駆動する駆動軸の血液に対する軸封を長期間にわたって維持する人工心臓のシール機構を提供するものである。【構成】 人体の心臓の心室内に挿入して使用される人工心臓(1)を構成する人工心臓本体(3)には、円筒状のポンプ部(4)と、ポンプ部の基端部に接続し駆動軸を介し軸流ポンプを駆動する駆動部(5)と、ポンプ部の外周に係止され先端にノズル部(6)が形成されたケーシング(9)とを備え、駆動軸の基端部を軸承する動圧軸受(20)と、先端側を軸承する一方向性動圧軸受(22)と、前記動圧軸受と一方向性動圧軸受との間に密封液室(21)とを有し、この密封液室に連通する密封液バッグ(12)に、一方向性動圧軸受内の血液の凝固を抑制するタンパク分解酵素が混入された密封液が充填されている。
請求項(抜粋):
本発明は、人体の心臓(A)の心室(B)内に挿入して使用される補助的な人工心臓(1)を構成する人工心臓本体(3)には、円筒状のポンプ部(4)と、前記ポンプ部(4)の基端部に接続し駆動軸(10)を介して内蔵された軸流ポンプを駆動させる駆動部(5)と、前記ポンプ部(4)の外周に係止され先端にノズル部(6)が形成されているケーシング(9)とを備え、前記駆動部(5)に前記駆動軸(10)の基端部を軸承する動圧軸受(20)と、前記ポンプ部(4)に前記駆動軸(10)の先端側を軸承する一方向性動圧軸受(22)と、前記動圧軸受(20)と前記一方向性動圧軸受(22)との間に形成される密封液室(21)とを有してなり、前記密封液室(21)に前記駆動部(5)を介して連通し人体内に埋設されている密封液バッグ(12)に、前記一方向性動圧軸受(22)内の血液の凝固を抑制するタンパク分解酵素が混入された密封液が充填されてなることを特徴とする人工心臓のシール機構。
IPC (2件):
A61M 1/10 530 ,  A61M 1/10

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