特許
J-GLOBAL ID:200903078580804211
ポラリメトリ合成開口レーダ装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
後藤 洋介 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-341478
公開番号(公開出願番号):特開平9-178847
出願日: 1995年12月27日
公開日(公表日): 1997年07月11日
要約:
【要約】【課題】 信号処理部で有するA/Dコンバータのダイナミックレンジを最大限に活用し、高精度のポラリメトリ観測を可能とするポラリメトリ合成開口レーダ装置及びその受信部の一部をなす利得制御回路を提供すること。【解決手段】 4種類の偏波信号(H-H、H-V、V-H、V-V)に対して、各々独立した第1乃至第4のAGC演算回路101、102、103、104が、タイミングジェネレータ107の各タイミング制御信号に従って、入力信号レベルの加算処理・平均化処理を行うことにより、偏波の違いによる対象物の散乱係数の差(約20〜30dB)、即ち、受信部5に入力された信号レベルの差が補正され、受信部が出力するビデオ信号レベルの各偏波に対する変動を最小限に抑えることが可能になる。その結果、信号処理部では、受信信号内のレベル変動に対するA/D分解能が大きくとれ、高精度のポラリメトリ観測が可能になる。
請求項(抜粋):
人工衛星及び航空機等の飛翔体に搭載される合成開口レーダであって、水平偏波で繰り返し送信されて水平偏波で繰り返し受信される第1の受信信号及び垂直偏波で繰り返し受信される第2の受信信号、並びに垂直偏波で繰り返し送信されて水平偏波で繰り返し受信される第3の受信信号及び垂直偏波で繰り返し受信される第4の受信信号の各受信信号を処理してSAR画像を形成するポラリメトリ合成開口レーダ装置の受信部に用いられる利得制御回路であって、前記第1乃至第4の受信信号を減衰して第1乃至第4の減衰信号を出力する可変減衰器と、前記第1乃至第4の減衰信号から減衰量を算出して前記可変減衰器の減衰量を制御するAGC演算回路とを有し、前記各受信信号の信号レベルの利得制御を行う利得制御回路において、前記第1乃至第4の受信信号の夫々が前記可変減衰器に入力するに先立って夫々に対応した第1乃至第4のタイミング制御信号を送出するタイミングジェネレータを有し、前記AGC演算回路として、前記第1のタイミング信号に従い前記可変減衰器の減衰量を前記第1の受信信号を減衰させるための第1の現在減衰量に制御する第1の制御信号を出力し更に前記第1の減衰信号から第1の減衰量を算出して前記第1の現在減衰量として保存する第1のAGC演算回路と、前記第2のタイミング信号に従い前記可変減衰器の減衰量を前記第2の受信信号を減衰させるための第2の現在減衰量に制御する第2の制御信号を出力し更に前記第2の減衰信号から第2の減衰量を算出して前記第2の現在減衰量として保存する第2のAGC演算回路と、前記第3のタイミング信号に従い前記可変減衰器の減衰量を前記第3の受信信号を減衰させるための第3の現在減衰量に制御する第3の制御信号を出力し更に前記第3の減衰信号から第3の減衰量を算出して前記第3の現在減衰量として保存する第3のAGC演算回路と、前記第4のタイミング信号に従い前記可変減衰器の減衰量を前記第4の受信信号を減衰させるための第4の現在減衰量に制御する第4の制御信号を出力し更に前記第4の減衰信号から第4の減衰量を算出して前記第4の現在減衰量として保存する第4のAGC演算回路とを有し、前記第1乃至第4のタイミング制御信号の夫々に従い前記第1乃至第4のAGC演算回路の夫々の出力を順次切り替えて前記可変減衰器へ伝達する切替手段を有し、前記第1乃至第4のAGC演算回路の出力に従い前記可変減衰器が前記第1乃至第4の受信信号を夫々前記第1乃至第4の現在減衰量で減衰することにより、前記可変減衰器に入力されてくる前記第1乃至第4の受信信号を各受信信号毎に利得制御することを特徴とする利得制御回路。
IPC (2件):
FI (2件):
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