特許
J-GLOBAL ID:200903078596967030
内燃エンジンの制御装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
渡部 敏彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-265803
公開番号(公開出願番号):特開平7-097943
出願日: 1993年09月29日
公開日(公表日): 1995年04月11日
要約:
【要約】【目的】 付着補正における直接率と持ち去り率との関係を考慮して、内燃機関に供給される混合気の空燃比を、より正確に制御することができる内燃エンジンの制御装置を提供することを目的とする。【構成】 所定のエンジン運転サイクル中にエンジンに吸入される燃料の割合を示す直接率Aeと、エンジンの吸気管壁面に付着した付着燃料の内の前記所定のエンジン運転サイクル中にエンジンへ吸入される持ち去り燃料の割合を示す持ち去り率Beとを求め、これらに基づいて付着燃料量及び持ち去り燃料量を予測し、この予測量を考慮して燃料噴射量を決定するようにした付着補正において、Ae<Beの関係が成立するか否かを判別し(ステップS7)、成立するときはAe値を、Ae=(Be+α-αAe)に、Be値を、Be=Ae-αに、それぞれ補正する。但し、0<α<1とする。
請求項(抜粋):
内燃エンジンの運転状態に基づいてエンジンへ供給すべき燃料量を算出する供給燃料量算出手段と、所定のエンジン運転サイクル中にエンジンに吸入される燃料の割合を示す直接率、及び前記エンジンの吸気管壁面に付着した付着燃料の内の前記所定のエンジン運転サイクル中にエンジンへ吸入される持ち去り燃料の割合を示す持ち去り率を、前記エンジンの運転状態に基づいて求める直接率・持ち去り率検出手段と、前記付着燃料の量を前記直接率及び前記持ち去り率に基づいて予測する付着燃料量予測手段と、前記持ち去り燃料の量を前記持ち去り率と前記付着燃料量とに基づいて予測する持ち去り燃料量予測手段と、前記供給燃料量算出手段により算出された燃料量を、前記付着燃料量及び持ち去り燃料量に応じて補正する供給燃料量補正手段と、該供給燃料量補正手段により補正された量の燃料を前記エンジンの吸気管内に噴射する燃料噴射手段とを有する内燃エンジンの制御装置において、前記直接率と前記持ち去り率とが特定の関係を満たしたときは、該直接率及び持ち去り率の補正を行う直接率・持ち去り率補正手段を設けたことを特徴とする内燃エンジンの制御装置。
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