特許
J-GLOBAL ID:200903078634189020

静脈ライン空気検出システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山崎 行造 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-500538
公開番号(公開出願番号):特表平11-506823
出願日: 1996年05月09日
公開日(公表日): 1999年06月15日
要約:
【要約】静脈注液流体源から静脈注液ライン(3)を通じて患者へ流れる静脈注液流体の流れは、患者へ投与される液体内に何らかの泡(51)が存在しないか否かを監視しながら制御されている。ラインには、測定ガスを包含する第一の部分(85)と、ラインを通じて流れる液体の区画を包含する第二の部分(50)とを有する領域が配置されている。この領域における液体は気泡の存在について検査される。その第一の部分の容積と第二の部分の容積との和は一定容積になるようにされている。この領域は音響共振システムの一部であり、この領域の第一の部分の測定ガスの容積は共振周波数から決定できる。好ましくは、音響共振システムは、領域の第一の部分の容積の測定に泡の存在が相当な影響を与えないように調整されている。この領域は、ラインの残りの部分における圧力の影響から分離可能とされるが、これは好ましくは、流体源からの流れを制御する第一の弁(6)と、患者への流れを制御する第二の弁(7)とによってなされる。音響共振システムは、このシステムの共振周波数を検出可能に配置された少なくとも一つのスピーカー(81)と一つのマイクロフォン(82)とを含む。更に、この音響共振システムにおける測定ガスの圧力を変化させるための機構(42)が設けられている。また、制御器も設けられおり、この制御器は弁、共振検出装置、圧力変化装置を制御するための、且つ泡の存在を示す信号を発生するためのものである。好ましくは、この制御器は、測定された共振周波数に基づいて、領域の第一の部分における測定ガスの容積を決定するための装置を含む。
請求項(抜粋):
液体内の泡の存在を検出する方法であって、 一つの領域を有する音響システムを設け、その領域は、測定ガスを包含する第一の部分と、液体を包含する第二の部分とを有し、その第一の部分の容積と第二の部分の容積との和は一定容積になるようにし、 測定ガスの第一の圧力においてシステムの共振周波数を決定し、 測定ガスの圧力を第二の圧力へ変化させ、 第二の圧力においてシステムの共振周波数を決定し、 第一の圧力において測定された共振周波数と、第二の圧力において測定された共振周波数とに基づいて、圧力の変化に起因して第一の部分容積が変化したか否かを決定し、 第一の圧力における容積と第二の圧力における容積とが異なっているならば、液体内の泡の存在を示す信号を発生することとを含む方法。
IPC (2件):
G01N 29/02 ,  A61M 5/00 333
FI (2件):
G01N 29/02 ,  A61M 5/00 333

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