特許
J-GLOBAL ID:200903078672559833

放射線写真フィルム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-292225
公開番号(公開出願番号):特開2000-122241
出願日: 1999年10月14日
公開日(公表日): 2000年04月28日
要約:
【要約】【課題】 軟組織画像形成用の感放射線性医学診断フィルムを開示する。【解決手段】 本フィルムは、マンモグラフィー画像形成に一般に利用可能なフィルムより迅速な処理を可能にし、許容可能な高レベルの画像鮮鋭度および低レベルのモトルを保持する。放射線写真フィルムは、(a)画像担持X線源を受けるように置かれた単一増感紙による露光、および(b)90秒またはそれ以下の時間での現像、定着および乾燥を含めた処理により軟組織の医学的診断画像を記録するための放射線写真フィルムであって、増感紙により放出された放射線を透過させる、前主面と後主面とを向かい合わせて有するフィルム支持体と、増感紙により像様露光され、処理された場合に、カブリより0.25〜2.0高い濃度全体で測定した場合に2.5〜3.5の範囲の平均コントラストを提供するための画像形成部分とを含む。画像形成部分は明細書中に記載された通りである。
請求項(抜粋):
(a)画像担持X線源を受けるように置かれた単一増感紙による露光、および(b)90秒またはそれ以下の時間での現像、定着および乾燥を含めた処理により軟組織の医学的診断画像を記録するための放射線写真フィルムであって、前記増感紙により放出された放射線を透過させる、前主面と後主面とを向かい合わせて有するフィルム支持体と、前記増感紙により像様露光され、処理された場合に、カブリより0.25〜2.0高い濃度全体で測定した平均コントラストが2.5〜4.0の範囲になる画像形成部分とを含み、さらに前記画像形成部分が、露光放射線の最大70%までを吸収し、(a)40mg/dm2 未満に制限された親水性コロイド、および(b)平均厚が0.3μmより大きく、平均アスペクト比が5未満である感放射線性ハロゲン化銀粒子であって、ハロゲン化銀粒子の塗被量が、銀の質量を基礎にして、40mg/dm2 未満に制限されたハロゲン化銀粒子を含有する、支持体の前主面上に被覆された処理溶液透過性前層ユニット、ならびに(a)40mg/dm2 未満に制限された親水性コロイド、(b)フィルム中に存在する総感放射線性ハロゲン化銀の20〜45%を占める感放射線性ハロゲン化銀粒子の形態の銀であって、後層ユニット中の感放射線性ハロゲン化銀粒子の総投映面積の少なくとも70%を、厚みが0.3μm未満、平均アスペクト比が5より大きい平板状粒子が占めるもの、および(c)記録されるよう意図された露光放射線の波長領域では少なくとも0.40の光学濃度を、そして可視スペクトルでは0.1未満の光学濃度をフィルム処理終了時に提供し得る色素であって、後層ユニット内の感放射線性粒子の少なくとも20%を含有する後層ユニットの第一層から排除され、支持体からみて前記第一層より遠くに被覆された残りの層の少なくとも1つに存在する色素、を含有する、支持体の後主面上に被覆された処理溶液透過性後層ユニットを含み、前層ユニットの親水性コロイドの硬膜程度が後層ユニットの親水性コロイドのそれよりも低く、そして前層ユニットの感度を前層ユニットのカブリよりも1.0高い濃度で測定し、後層ユニットの感度を後層ユニットのカブリよりも1.0高い濃度で測定した場合に、後層ユニットが前層ユニットより0.3logE〜1.0logE低い写真感度を有することを特徴とするフィルム。
IPC (4件):
G03C 5/17 ,  G03C 1/035 ,  G03C 1/46 ,  G03C 1/74
FI (4件):
G03C 5/17 ,  G03C 1/035 H ,  G03C 1/46 ,  G03C 1/74

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