特許
J-GLOBAL ID:200903078684328128

オールケーシング工法の既設構造物回収方法及び既設構造物回収装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 武 顕次郎 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-063216
公開番号(公開出願番号):特開平10-252065
出願日: 1997年03月17日
公開日(公表日): 1998年09月22日
要約:
【要約】【課題】 鉄を構造材に使用した既設構造物であっても、長尺の状態で効率的に回収できるオールケーシング工法の既設構造物回収技術を提供する。【解決手段】 ケーシング104を把持できる上下方向に駆動可能で回転駆動可能なメインバンド6とケーシング104を把持できるサブバンド3とを備えたオールケーシング掘削機を利用して、ケーシングをメインバンド6で把持して回転させながら下降させることにより、鉄筋102が埋設された既設杭101の外周周辺を先端のケーシングで環状に掘削して順次ケーシングを建て込み、次いで、最上方のケーシングを撤去して既設杭を筒状体7を介してメインバンド6で把持し、メインバンド6を回転駆動して既設杭を根切りした後、メインバンド6で把持して上昇させる動作を、サブバンド3と協働して繰り返すことにより、その既設杭を所定長さ引き上げ、その地上側の部分をダイヤモンドワイヤソーの切断用ワイヤ5で切断して分離し、クレーンで吊り上げて搬出するようにした。
請求項(抜粋):
掘削用の先端のケーシングを含むケーシングを把持することができる上下方向に駆動可能で回転駆動可能な第1のケーシング把持手段とこの第1のケーシング把持手段で把持したケーシングを把持することができる第2のケーシング把持手段とを備えたオールケーシング掘削機によりケーシングを順次建て込むオールケーシング工法を利用して、鉄を構造材に使用した既設構造物を回収するオールケーシング工法の既設構造物回収方法であって、ケーシングを第1のケーシング把持手段で把持して回転させながら下降させることにより既設構造物における鉄の構造材の周りを先端のケーシングで環状に掘削して順次ケーシングを建て込む第1の工程と、第1の工程終了後に最上方のケーシングを撤去して既設構造物を第1のケーシング把持手段で把持し、この第1のケーシング把持手段を駆動して既設構造物を根切りする第2の工程と、この根切りした既設構造物を第1のケーシング把持手段で把持して上昇させる動作を第2のケーシング把持手段と協働して繰り返すことによりその既設構造物を所定長さ引き上げる第3の工程と、この引き上げた既設構造物の地上側の部分を切断して分離する第4の工程と、この分離した既設構造物の地上側の部分をクレーンで吊り上げて搬出する第5の工程とを経て既設構造物を回収するようにしたことを特徴とするオールケーシング工法の既設構造物回収方法。

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