特許
J-GLOBAL ID:200903078694238887

差動機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-005987
公開番号(公開出願番号):特開平8-233068
出願日: 1996年01月17日
公開日(公表日): 1996年09月10日
要約:
【要約】【課題】 ノイズが著しく減少される差動機構の提供。【解決手段】 本発明のホールドアウトリングタイプの改良された差動機構は、一対の環状のスラストブロック60、62を設けることを特徴とし、この一対の環状スラストブロック60、62は、差動ハウジング2によって非回転的に支持された一対の環状のスラストワッシャ40、42に対してサイドギア20、22を軸線方向外側に押し付けるさら型ディスクばねワッシャ群70、72と係合する。サイドギヤ20、22に軸線方向の力を掛けることによって、サイドギヤの半径方向の動きの自由度が制限され、それによって、作動中の差動機構のチャタリング及びノイズの水準が著しく低減される。
請求項(抜粋):
回転可能に駆動される入力軸により、軸線方向に間隔を置いて一列に配置された一対の出力軸を回転可能に駆動する差動機構であって、(a) 内室を有し、前記出力軸をそれぞれに受け入れるための前記内室に連通する一対の第1の対向開口部を有するハウジングと、(b) 前記出力軸のそれぞれと非回転的に接続され、前記ハウジング内室に前記第1の一対の開口部に隣接して軸線方向に間隔を置いて配置された一対の環状のサイドギヤと、(c) 外周が前記ハウジングに固定的に結合されると共に、前記サイドギヤの間に前記サイドギアの隣接端部と軸線方向に間隔を置いた関係で配置された環状の中央駆動部と、(d) 通常は前記中央駆動部を前記サイドギヤにそれぞれ接続し、前記中央駆動部の両側で前記サイドギヤ上に軸線方向に変位可能なように取り付けられた一対の環状のクラッチを有し、前記クラッチは通常は前記中央駆動部に対して係合位置に向かって内側にばねで押し付けられ、前記クラッチ及び前記中央駆動部は、前記クラッチが前記係合位置にあるとき係合するクラッチ歯を有するクラッチ装置と、(e) 一方の出力軸が他方の出力軸を所定の量だけオーバーランするときに、オーバーラン軸に連結するクラッチを前記中央駆動軸から軸線方向に外すように作動可能なカム装置と、(f) 連結する前記出力軸がオーバーランニング状態である限り、前記オーバーランニングクラッチを離脱状態に維持する保持リング装置と、(g) 前記サイドギヤの間の前記カム装置の内部に同心円的に配置された環状のスラストブロック装置と、(h) 前記サイドギヤと前記ハウジングとの間にそれぞれ配置された一対の環状のスラストワッシャと、(i) 軸線方向に互いを離す方向で、前記サイドギヤを前記スラストワッシャに連続して接触するように押し付けるための、前記スラストブロック装置と前記サイドギヤとの間のそれぞれに配置された一対のばね装置とを有する差動機構。
IPC (2件):
F16H 48/20 ,  B60K 17/16
FI (2件):
F16H 1/44 ,  B60K 17/16 A
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭62-194065

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