特許
J-GLOBAL ID:200903078711933829

不飽和ポリエステル樹脂組成物、それを用いるシート状成形材料、成形方法及び成形物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高橋 勝利
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-156679
公開番号(公開出願番号):特開平5-001123
出願日: 1991年06月27日
公開日(公表日): 1993年01月08日
要約:
【要約】【構成】(A)1,4-ブタンンジオールと不飽和ジカルボン酸とを主成分とする不飽和ポリエステルと(B)重合性不飽和単量体とからなる80°Cでの溶融粘度が100ポイズ以下であることを特徴とするシート状成形材料用不飽和ポリエステル樹脂組成物及びそれを用いる成形材料、及びその成形方法。【効果】本発明は、常温での柔軟性、スチレンモノマとの相溶性性と、成形材料のフィルム剥離性および40〜80°Cの中温での流動性に優れるので、オープンモールドでの中温成形に適したシート状の成形材料を提供できる。さらに、中温と減圧、接触圧程度で型に賦形し成形できる新規成形法を提供できるので、省設備投資、省エネルギーといった工業的意義を可能にする。また、モノマー揮散臭等、裁断および型への固定が容易にかつ清潔に実施できるので作業環境性にも優れ、作業環境問題を解決しFRPの成形サイクルの効率化を図ることができる。
請求項(抜粋):
グリコール成分として1,4-ブタンジオールを用い、酸成分として不飽和ジカルボン酸を主成分とし、必要により飽和ジカルボン酸を併用する不飽和ポリエステル樹脂組成物において、(イ)酸成分に飽和ジカルボン酸を併用しない場合、全グリコール成分中、1,4-ブタンジオールが50〜100モル%であること、(ロ)酸成分に飽和ジカルボン酸を併用する場合、(ロー1)併用するのが直鎖脂肪族対称性飽和ジカルボン酸の時、全グリコール成分中、1,4-ブタンジオールが50〜100モル%で、全酸成分中、不飽和ジカルボン酸が70モル%以上であること、(ロー2)併用するのが芳香族対称性飽和ジカルボン酸の時、全グリコール成分中、1,4-ブタンジオールが50〜100モル%で、(ロー3)併用するのが直鎖脂肪族対称性飽和ジカルボン酸と芳香族対称性飽和ジカルボン酸とである時、全グリコール成分中、1,4-ブタンジオールが60〜100モル%であることからなる不飽和ポリエステル(A)と、重合性単量体(B)からなる80°Cでの溶融粘度が、100ポイズ以下であることを特徴とする結晶性不飽和ポリエステル樹脂組成物。
IPC (2件):
C08F299/04 MRZ ,  C08G 63/52 NPG

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