特許
J-GLOBAL ID:200903078735170427
背景雑音打消し装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
大塚 学
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-127464
公開番号(公開出願番号):特開平8-307501
出願日: 1995年04月28日
公開日(公表日): 1996年11月22日
要約:
【要約】【目的】背景雑音の多い環境下に設置された送受信機で通信を行う場合の通信相手に対する送話信号に重畳される背景雑音を打消して軽減する。【構成】通話用のマイクロホンとして無指向性マイクロホン1を設けるとともに、背景雑音発生源に向けて指向性マイクロホン4を設ける。無指向性マイクロホン1から入力される送話音声aと背景雑音bの電気信号をディジタル信号に変換して20msec毎のブロックに分割し、音声の有音区間と雑音区間を判定し、雑音区間の雑音の位相を反転し振幅を補正した音響的打消し音cをスピーカ16から出力させて音響的に背景雑音bを打消すように構成した。
請求項(抜粋):
全方向からの発生音を電気信号に変換する送話用の無指向性マイクロホンと、該無指向性マイクロホンの出力をディジタル信号に変換して送話信号とするA/D変換器と、背景雑音発生源に向けて配置し該背景雑音を電気信号に変換する指向性マイクロホンと、該指向性マイクロホンから出力される雑音信号をディジタル信号に変換したのち外部から与えられる振幅制御信号によって振幅が制御される振幅補正器と、該振幅補正器の出力を位相反転する位相反転器と、該位相反転器の出力を外部から与えられる位相制御信号によって位相が制御される位相補正器と、該位相補正器の出力をアナログ変換したのち音響信号に変換出力するスピーカと、前記A/D変換器から出力される送話信号を、一定の時間を1ブロックとする区間に分割し該区間毎に算出した電力が第1のしきい値を超えたとき音声の有音区間と判定し該第1のしきい値より小さいとき雑音区間と判定してそれらの判定結果を示す区間判定情報と雑音区間の雑音信号とを出力する雑音区間検出器と、該雑音区間検出器から出力される区間判定情報により、有音区間は適応処理禁止,雑音区間は第2のしきい値を超えたとき適応処理の更新実行,第2のしきい値より小さいとき直前の適応処理固定実行を示す更新切替え情報を出力するとともに前記雑音区間の雑音信号を出力する更新切替処理器と、該更新切替処理器からの更新切替え情報に従って雑音信号の位相を適応化した前記位相制御信号を出力する位相適応器と、前記更新切替処理器からの更新切替え情報に従って雑音信号の振幅を適応化した前記振幅制御信号を出力する振幅適応器とを備え、前記スピーカから出力される音響信号によって前記無指向性マイクロホンに入力される背景雑音を打消すように構成されたことを特徴とする背景雑音打消し装置。
IPC (3件):
H04M 1/19
, G01H 3/00
, G10K 11/178
FI (3件):
H04M 1/19 Z
, G01H 3/00 A
, G10K 11/16 H
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