特許
J-GLOBAL ID:200903078743885087

ゴムホース用フィラメント糸の処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-345291
公開番号(公開出願番号):特開平11-173465
出願日: 1997年12月15日
公開日(公表日): 1999年06月29日
要約:
【要約】【課題】ゴムホース用フィラメント糸の収縮によるくい込みの発生を抑制し、製造に際しての工程数及びコストの低減及び作業性の向上を図る。【解決手段】ラジエータホース11は、内管ゴム12とカバーゴム13とを備え、内管ゴム12の外周には、ナイロン6,6製のフィラメント糸14が互いに所定間隔を隔てて巻回される。フィラメント糸14は巻回前において、所定の撚りがかけられ、接着剤付与工程、テンションを与えた状態での乾熱処理工程、巻取り・かせ取り工程を経た後、湿熱処理工程に供される。湿熱処理に際しては、テンションを与えない状態で、加硫処理温度と同等の温度がかけられる。乾熱処理及び湿熱処理により、くい込みが抑制される。乾熱処理の前段階において、フィラメント糸14を接着剤液に浸漬することとしたため、その後の乾熱処理時の熱により、フィラメント糸14表面の接着剤溶液の乾燥促進も同時に図られる。
請求項(抜粋):
加硫処理が施されるゴムホース中に巻回埋設されるポリアミド製のゴムホース用フィラメント糸の処理方法であって、紡糸延伸後のフィラメント糸を接着剤液に浸漬する工程と、前記浸漬後のフィラメント糸に対しテンションを与えた状態で乾熱処理を施す工程と、前記ホースの加硫処理時に前記フィラメント糸に加わる温度以上、かつ、170°C未満の温度下で、前記乾熱処理後のフィラメント糸に対し、テンションを与えない状態で湿熱処理を施す工程とを備えたことを特徴とするゴムホース用フィラメント糸の処理方法。

前のページに戻る