特許
J-GLOBAL ID:200903078777320070

転写紙のインク色頭出し装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-318730
公開番号(公開出願番号):特開平10-138619
出願日: 1996年11月13日
公開日(公表日): 1998年05月26日
要約:
【要約】【課題】 複数のインク色のうちで奇数色目だけに頭出し検出マークを設けた転写紙Tを使用した場合に、偶数色目のインク色を頭出しする。【解決手段】 ベースフィルム面上の長手方向に複数のインク色を順次繰り返して塗布し、複数のインク色のうちで奇数色目だけに頭出し検出マークを設けた転写紙Tを使用し、且つ、偶数色目のインク色の頭出しを行う場合に、転写紙Tの奇数色目の印刷終了位置から次の偶数色目の頭出し位置までをマイコン21のメモリ部21bに記憶した時間により転写紙巻取モータ10で巻き取ると共に、巻取リール9の転写紙巻径に応じて上記メモリ部21bに記憶した時間を更新することにより、偶数色目のインク色の頭出し位置を精度良く設定することができる。
請求項(抜粋):
ベースフィルム面上の長手方向に複数のインク色を順次繰り返して塗布し、且つ、奇数色目の略先頭位置に頭出し検出マークを設けた転写紙と、前記転写紙を供給リールと巻取リールとの間に掛け渡し、該転写紙を該巻取リール側に巻き取る転写紙巻取手段と、前記頭出し検出マークを検出するセンサと、前記転写紙の各インク色を印刷情報に応じて転写する記録用紙と、前記転写紙のインク色側に設けられ、前記記録用紙を添接しながら回転するプラテンローラと、前記転写紙のインク色側の裏側で且つ前記プラテンローラ側に接離自在に設けたサーマルヘッドとを備え、前記転写紙の各インク色を頭出しする際に前記サーマルヘッドを前記プラテンローラ側から離間させて前記転写紙を巻き取りながら各インク色の頭出し位置で待機する一方、前記記録用紙に印刷する際に前記プラテンローラに添接した該記録用紙の上から前記転写紙を介して前記サーマルヘッドを該プラテンローラ側に押圧しながら各インク色の頭出し位置から印刷を開始するよう構成した転写紙のインク色頭出し装置において、前記転写紙の偶数色目のインク色の頭出しを行う際、該転写紙の奇数色目の印刷終了位置から次の偶数色目の頭出し位置まで該転写紙を巻き取るために前記転写紙巻取手段を駆動させる第1の時間を記憶したメモリと、前記転写紙の偶数色目の印刷終了位置から次の奇数色目の前記頭出し検出マークまで該転写紙を巻き取るために前記転写紙巻取手段を駆動させた第2の時間を計測する時間計測手段と、前記第1の時間と前記第2の時間とを加算して平均化した時間を前記メモリに送出して前記第1の時間を更新する演算手段とを具備してなり、前記転写紙の奇数色目を頭出しする際には前記頭出し検出マークを用いる一方、偶数色目を頭出しする際には前記メモリに記憶した前記第1の時間を用いることを特徴とする転写紙のインク色頭出し装置。

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