特許
J-GLOBAL ID:200903078778022014

遊星変速装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 長七 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-124363
公開番号(公開出願番号):特開平6-337047
出願日: 1993年05月26日
公開日(公表日): 1994年12月06日
要約:
【要約】【目的】 負荷の大小に応じた自動変速がスムーズになされる。【構成】 リングギア31,32にかかる負荷に応じて遊星機構の軸方向に移動してリングギアを切り換える選択係止部材7は、一方のリングギア31と係合してこのリングギアの回転を阻止する第1の係止部材71と、他方のリングギア32に係合してこのリングギアの回転を阻止する第2の係止部材72と、遊星機構の軸方向にスライド自在であり且つ上記軸方向に共にスライド自在となっている第1の係止部材と第2の係止部材の両者を遊星機構の軸方向において保持するとともに両係止部材の遊星機構の周方向における個別の微小移動を許しているスライダー73とからなる。またリングギアの係合部間には、中立域を設ける。
請求項(抜粋):
サンギアとこれに噛み合う遊星ギア及びサンギアと同心で遊星ギアが噛み合っているリングギアからなる遊星機構を軸方向に複数個設けて、各遊星機構における遊転自在とされたリングギアのなかの一つの回転を選択的に阻止する選択係止部材を設けるとともに、リングギアにかかる負荷に応じて選択係止部材を遊星機構の軸方向に移動させて選択係止部材が係合するリングギアを切り換える切換手段を設けた遊星変速装置であって、一方向にばね付勢された選択係止部材は、一方のリングギアと係合してこのリングギアの回転を阻止する第1の係止部材と、他方のリングギアに係合してこのリングギアの回転を阻止する第2の係止部材と、遊星機構の軸方向にスライド自在であり且つ上記軸方向に共にスライド自在となっている第1の係止部材と第2の係止部材の両者を遊星機構の軸方向において保持するとともに両係止部材の遊星機構の周方向における個別の微小移動を許しているスライダーとからなり、一方のリングギアにおける第1の係止部材との係合部と、他方のリングギアにおける第2の係止部材との係合部と間には、第1の係止部材と第2の係止部材のうちの一方をいずれのリングギアとも係合させない中立域が設けられていることを特徴とする遊星変速装置。

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