特許
J-GLOBAL ID:200903078843096411

変性ニッケル-クロム-アルミニウム-鉄合金

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外9名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-566480
公開番号(公開出願番号):特表2002-523620
出願日: 1999年08月11日
公開日(公表日): 2002年07月30日
要約:
【要約】高温又は熱サイクル環境で使用する為の耐酸化合金。この合金は、19〜23%のクロムと3〜6%のアルミニウムの固溶体を有するニッケルベースマトリックスを含む。自己治癒性の熱力学的に安定な酸化物層が、長時間、或る温度範囲にわたって酸化雰囲気に曝される合金の上に形成される。酸化物層は、合金を酸化雰囲気から保護する。カルシウム及びイットリウムの添加は、マトリックスに対して、その溶融合金中に溶解した酸素及び硫黄を実質的に除去し或いは安定化させるものである。これらの添加は、キャスト合金中に、約0.005〜0.05%のカルシウムと0.01〜0.06%のイットリウムの保持をもたらす。マトリックスは、更に、合金を逆に硬化させ、アルミニウムの均一な分散の局部障害の原因となる「ガンマプライム」ニッケル-アルミニウム金属間化合物の核生成及び生長を抑制する為の鉄を約2〜8%含む。この合金は、約350以下のVHNを有する。
請求項(抜粋):
高温酸化環境中で使用する為の耐酸化合金であって、1)約19〜23質量%のクロムと約3〜6質量%のアルミニウムを含有するニッケルベースマトリックス、2)長時間、或る温度範囲で酸化環境に暴露されるマトリックスの表面上に形成される自己治癒性の熱力学的に安定な酸化層であって、酸化環境から合金を保護する層、3)マトリックス中に溶解した酸素及び硫黄を除去し或いは安定化し、それによってマトリックス中のアルミニウムを、環境中で酸素と結合させて、層が損傷し或いは剥離した時に層及び表面を治癒する為の手段の形成を可能とする為の約0.005〜0.05質量%のカルシウムと、約0.01〜0.06質量%のイットリウム、4)合金を逆に硬化させ且つアルミニウムの均一分散の局部障害の原因となるニッケル-アルミニウム金属間化合物の核生成及び生長を抑制する為の約2〜8質量%の鉄、及び5)残部が不純物、から成り、約350以下のVHNを有することを特徴とする合金。
IPC (11件):
C22C 19/05 ,  C22F 1/10 ,  H05B 3/12 ,  C22F 1/00 613 ,  C22F 1/00 626 ,  C22F 1/00 630 ,  C22F 1/00 640 ,  C22F 1/00 651 ,  C22F 1/00 682 ,  C22F 1/00 691 ,  C22F 1/00 692
FI (11件):
C22C 19/05 Z ,  C22F 1/10 H ,  H05B 3/12 A ,  C22F 1/00 613 ,  C22F 1/00 626 ,  C22F 1/00 630 K ,  C22F 1/00 640 B ,  C22F 1/00 651 Z ,  C22F 1/00 682 ,  C22F 1/00 691 B ,  C22F 1/00 692 A
Fターム (7件):
3K092PP09 ,  3K092PP20 ,  3K092QB02 ,  3K092QB80 ,  3K092UB02 ,  3K092VV09 ,  3K092VV34
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭56-093847
  • 特開昭59-006349

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