特許
J-GLOBAL ID:200903078870790400

被検出物の真偽を判別する方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-221232
公開番号(公開出願番号):特開平6-168363
出願日: 1993年09月06日
公開日(公表日): 1994年06月14日
要約:
【要約】【目的】SN比が高くかつノイズの発生源にならず、コンパクトな装置によって被検出物の真偽を判別できるようにすることを主な目的とする。【構成】被検出物10の走査領域13に多数の感磁性素子12がランダムに混入されている。処理装置20は、第1の励磁コイル31と第1の検出コイル32を備えている。また、第1の励磁コイル31と磁気的に隔離された位置に第2の励磁コイル41と第2の検出コイル42が設けられている。第1の励磁コイル31と第1の検出コイル32との間に被検出物10の走査領域13を一定速度で移動させつつ励磁コイル31,41に交番磁界を発生させ、検出コイル32,42に生じた出力差に基く検出信号を暗号コードに変換しコード表示部に記録する。被検出物10の真偽を判断する場合は、走査領域13を処理装置20によって走査し、その検出信号とコード表示部に記録されている暗号コードとが対応した時に本物と判断する。
請求項(抜粋):
多数の感磁性素子がランダムに混入された被検出物の走査領域を磁気的に走査する時の透磁率の変化を検出することによりこの被検出物の真偽を判別する方法であって、互いに対向して設けられた第1の励磁コイルと第1の磁気検出器との間に上記走査領域を一定速度で通過させながら上記第1の励磁コイルに交番磁界を発生させると同時にこの励磁コイルと磁気的に隔離された位置に設けられている第2の励磁コイルにも交番磁界を発生させ、この交番磁界によって上記第1の磁気検出器に生じた出力と上記第1の励磁コイルと対向して設けられた第2の磁気検出器に生じた出力との差に基く検出信号を暗号コード化するとともにこの暗号コードを被検出物のコード表示部に記録し、被検出物の真偽を判別する際に、この被検出物を一定速度で移動させながら上記第1の励磁コイルと第2の励磁コイルにそれぞれ同時に交番磁界を発生させ、上記第1の磁気検出器に生じた出力と第2の磁気検出器に生じた出力との差に基く検出信号を得るとともに、上記コード表示部に記録されている暗号コードを読取りかつこの暗号コードを解読することによって照合用コードを再生し、この照合用コードを上記検出信号と照合し、両者が対応した時にこの被検出物が真正なものであると判断することを特徴とする被検出物の真偽を判別する方法。
IPC (3件):
G06K 17/00 ,  G06K 7/00 ,  G06K 7/01

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