特許
J-GLOBAL ID:200903078879572546

消音作動の空気圧サーボ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木村 正巳
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-514245
公開番号(公開出願番号):特表平9-505011
出願日: 1994年10月13日
公開日(公表日): 1997年05月20日
要約:
【要約】本発明は、対称軸線(X-X′)を有し、且つ、部分真空源に常時接続される前方室(14)と、軸線方向の制御ロッド(30)で駆動される三方弁(36)により前方室(14)又は外部大気に選択的に接続される後方室(16)とに可動壁構造体(12)によって密封態様で区分されているケーシング(10)を包含し、制御ロッド(30)が、ケーシング(10)から突出する可動壁構造体(12)の後方管状部分(22)と制御ロッド(30)との間の環状空間(32)内に配置された戻しスプリング(52)の作用を受け、三方弁(36)がこの後方管状部分(22)内に配置されている、制動を補助するための空気圧サーボ装置に関する。本発明によると、戻しスプリング(52)のためのハウジングと、三方弁(36)の上流側で移動空気を流動させるための環状容積室(44)とに環状空間(32)を区分する手段(40)が設けられている。
請求項(抜粋):
1 対称軸線(X-X′)を有し、且つ、部分真空源に常時接続される前方室(14)と、軸線方向の制御ロッド(30)で駆動される三方弁(36)により前方室(14)又は外部大気に選択的に接続される後方室(16)とに可動壁構造体(12)によって密封態様で区分されているケーシング(10)を包含し、制御ロッド(30)が、ケーシング(10)から突出する可動壁構造体(12)の後方管状部分(22)と制御ロッド(30)との間の環状空間(32)内に配置された戻しスプリング(52)の作用を受け、三方弁(36)がこの後方管状部分(22)内に配置されている、制動を補助するための空気圧サーボ装置において、戻しスプリング(52)のためのハウジングと、三方弁(36)の上流側で移動空気を流動させるための環状容積室(44)とに環状空間(32)を区分する手段(40)を設けたことを特徴とする空気圧サーボ装置。2 請求項1記載のサーボ装置において、環状空間(32)を区分する手段(40)が、後方管状部分(22)内に配置され且つこの後方管状部分とで三方弁(36)の上流側で移動空気を流動させるための環状容積室(44)を画成するスリーブ(40)を包含することを特徴とするサーボ装置。3 請求項2記載のサーボ装置において、スリーブ(40)が内方半径方向肩部(50)を形成され、この内方半径方向肩部が制御ロッド(30)に形成した肩部(54)とで戻しスプリング(52)のためのハウジングを構成していることを特徴とするサーボ装置。4 請求項2記載のサーボ装置において、少なくとも1つのフィン(60)が環状容積室(44)内に形成されていることを特徴とするサーボ装置。5 請求項2記載のサーボ装置において、複数のフィン(60)が環状容積室(44)内に形成され、この環状容積室(44)内での空気の流通に対するバッフルを有することを特徴とするサーボ装置。6 請求項4記載のサーボ装置において、フィン(60)が螺旋形状を有することを特徴とするサーボ装置。7 請求項6記載のサーボ装置において、複数のフィン(60)が環状容積室(44)内に形成され、それぞれ螺旋形状を有することを特徴とするサーボ装置。8 請求項4記載のサーボ装置において、フィン(60)がスリーブ(40)の外面に形成されていることを特徴とするサーボ装置。9 請求項4記載のサーボ装置において、フィン(60)が後方管状部分(22)の内面に形成されていることを特徴とするサーボ装置。10 請求項4記載のサーボ装置において、フィン(60)がスリーブ(40)と後方管状部分(22)との間に挿入される管状部材に形成されていることを特徴とするサーボ装置。11 請求項3記載のサーボ装置において、環状容積室(44)が、戻しスプリング(52)のための支持体として働く肩部(50)の前方でスリーブ(40)に形成した開口(46)を介して環状空間(32)に連通することを特徴とするサーボ装置。12 請求項3記載のサーボ装置において、環状容積室(44)が、スリーブ(40)の後方端部又は撓み可能な管状ゲートル(42)に形成した開口(48)を介して外部大気に連通し、このゲートルの後方端部がスリーブ(40)に固定されるとともに、その前方端部がケーシング(10)に固定されていることを特徴とするサーボ装置。13 請求項3記載のサーボ装置において、環状容積室(44)が撓み可能な管状ゲートル(42)を介して外部大気連通し、このゲートルの後方端部がスリーブ(40)に固定されるとともに、その前方端部がケーシング(10)に固定され、撓み可能な管状ゲートル(42)が多孔性の変形可能な材料で作られていることを特徴とするサーボ装置。

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