特許
J-GLOBAL ID:200903078944477815

石炭調湿設備の調湿炭の水分制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐々木 宗治 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-261565
公開番号(公開出願番号):特開平6-108058
出願日: 1992年09月30日
公開日(公表日): 1994年04月19日
要約:
【要約】【目的】 コークス炉の調湿炭水分が目標より高いとコークス炉での熱損失並びにコークス炉レンガへの熱衝撃が大きく、コークス炉操業に支障をきたし、調湿炭水分が目標より低いと粉塵の発生が多くなる等環境面での問題が生ずるので、調湿炭水分を最適な目標水分値に制御できる方法を提供することを目的とする。【構成】 コークス炉の石炭調湿設備の間接加熱乾燥機の物質及び熱収支を演算装置により演算し、次いで間接加熱乾燥機への全必要熱量を計算し、得られた全必要熱量より供給圧力又は蒸気供給量を演算し、間接加熱乾燥機への供給蒸気量を制御することを特徴とする石炭調湿設備の調湿炭の水分制御方法であり、また前記方法に水分測定装置等を用いて出側石炭水分を連続測定し、目標値との偏差により供給蒸気量を制御する方法を組合わせた水分制御方法である。
請求項(抜粋):
コークス炉にて乾留を終えた赤熱コークスをコークス乾式消火設備にて冷却し消火コークスを得るとともに、該コークスの排熱をボイラーにて蒸気として回収し、該蒸気をスチームタービン・発電機に供給し電気エネルギー並びに蒸気を回収・抽出し、該抽出蒸気をキャリアガスが循環する間接加熱乾燥機に供給し、配合炭を乾燥させ調湿炭を得る方法において、該間接加熱乾燥機への配合炭の搬送量、配合炭並びに調湿炭の水分を測定し、これらの測定値より物質収支を演算し、更に、該間接加熱乾燥機の入側配合炭並びに出側調湿炭の温度及び該間接加熱乾燥機の入側並びに出側のキャリアガス温度を夫々測定し、これらの測定値より熱収支を演算し、前記物質及び熱収支結果から間接加熱乾燥機への供給全必要熱量を演算し、該供給全必要熱量より間接加熱乾燥機への蒸気供給圧力又は蒸気供給量を演算し、該蒸気供給圧力値又は蒸気供給量値を設定値として間接加熱乾燥機への供給蒸気量調節計にアウトプットし、フイードフォワード制御することを特徴とする石炭調湿設備の調湿炭の水分制御方法。
IPC (2件):
C10B 57/10 ,  C10B 39/02

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