特許
J-GLOBAL ID:200903079041903970

タンディッシュの連続使用方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井上 春季 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-317928
公開番号(公開出願番号):特開平6-142857
出願日: 1992年11月04日
公開日(公表日): 1994年05月24日
要約:
【要約】【目的】 連続鋳造において、タンディッシュ内の耐火物への残留物の付着を防ぎ、また残留物の排出性を向上させ、溶鋼の品質を向上させるタンディッシュの連続使用方法を提供することを目的とする。【構成】 タンディッシュ1内に溶鋼9が最も高くなる位置まで投入されると、低融点・低粘性の混合物からなるフラックス10を溶鋼9上に投入し、浸漬ノズル6から溶鋼9を鋳型に排出する。フラックス10は、溶鋼9の熱で溶融して、溶鋼9上に浮遊し、溶鋼9の排出に伴ってタンディッシュ1内面の耐火物に付着して、耐火物との間で化合物を形成する。溶鋼9の排出後、排出ノズル7からタンディッシュ1内の残留物12を排出するが、残留物12は、フラックス10によりその粘性が低下して、その排出性が向上する。残留物12の排出が完了すると、タンディッシュ1内面の耐火物には溶融した耐火物とフラックス10との化合物が付着し、次回溶鋼9の投入による耐火物の溶損を防止する。
請求項(抜粋):
その内面が所定の耐火物で形成され、溶鋼鍋から注入された溶鋼を浸漬ノズルから鋳型に排出するタンディッシュを、複数回連続して使用するタンディッシュの連続使用方法において、前記タンディッシュに注入された溶鋼がタンディッシュ内で最も高くなる時期に、タンディッシュ内の溶鋼により容易に溶融する所定の低融点で、タンディッシュ内面の耐火物に付着する所定の粘性を有し、該耐火物と所定の化合物を形成する所定の混合物からなるフラックスを、タンディッシュ内に投入し、該フラックスを溶鋼の熱で溶解させて溶鋼上に浮遊させ、前記浸漬ノズルからの溶鋼の排出に伴って、タンディッシュ内面の耐火物に該溶解したフラックスを付着させて、耐火物との間で化合物を形成させることを特徴とするタンディッシュの連続使用方法。
IPC (4件):
B22D 11/10 310 ,  B22D 11/10 ,  B22D 41/02 ,  B22D 43/00

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