特許
J-GLOBAL ID:200903079049096110

内燃機関の吸入空気量推定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 芳樹 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-038853
公開番号(公開出願番号):特開平8-232751
出願日: 1995年02月27日
公開日(公表日): 1996年09月10日
要約:
【要約】【構成】 この吸入空気量の推定装置は、スロットルから気筒燃焼室に至る吸気系をモデル化して1つのチャンバとみなす吸気系モデルとして取り扱う。この際、チャンバ内に充填される充填空気量の増加、減少を検知して、スロットル開度θTHの1次遅れ補正係数Bを増加時と減少時で個々に適正な値に設定する。【効果】 スロットル弁を通過する空気量に基づき、気筒内に流入する空気量をより一層正確に推定できる。
請求項(抜粋):
機関回転数Ne 、スロットル開度θTH及びチャンバ内圧力Pb を含む、内燃機関の運転状態を検出する第1の手段と、少なくとも、前記第1の手段で検出された前記機関回転数Ne と前記チャンバ内圧力Pb とを基に、定常運転状態時における燃焼室への吸入空気量Gc ’を求める第2の手段と、少なくとも、前記第1の手段で検出された前記スロットル開度θTHと前記チャンバ内圧力Pb とを基に、スロットルの第1有効開口面積Aを求める第3の手段と、前記スロットルの第1有効開口面積Aの1次遅れ値を求め、その値をスロットルの第2有効開口面積ADELAY とする第4の手段と、前記第3の手段で求めた第1有効開口面積Aと前記第4の手段で求めた第2有効開口面積ADELAY とを基に、前記吸入空気量Gc ’を補正することで、実吸入空気量Gc を、Gc =Gc ’×(A/ADELAY )として求める第5の手段とを備え、スロットルから燃焼室に至る吸気系をモデル化して1つのチャンバとみなし、この吸気系モデルに基づき、この燃焼室へ吸入される実吸入空気量Gc を推定する内燃機関の吸入空気量推定装置において、前記第4の手段は、前記チャンバ内に充填される充填空気量Gb の増加、減少を検知する検知手段と、前記検知手段の検知結果を受けて、前記充填空気量Gb が増加した場合と減少した場合とで、前記スロットル開度の1次遅れ補正係数Bを個々に設定する設定手段と、前記設定手段で設定された1次遅れ補正係数Bを基に、前記スロットルの第1有効開口面積Aの1次遅れ値を求める演算手段と、を備えることを特徴とする内燃機関の吸入空気量推定装置。

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