特許
J-GLOBAL ID:200903079051796765

ブレーキ倍力システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青木 健二 (外7名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-103797
公開番号(公開出願番号):特開平8-295231
出願日: 1995年04月27日
公開日(公表日): 1996年11月12日
要約:
【要約】【目的】圧力源の失陥時にも、ブレーキ圧を大きく増圧可能にするとともに、急ブレーキでの停車をより小さなペダル踏力で確実に行うようにする。【構成】負圧源4が失陥すると、圧力スイッチ15からの負圧失陥検知信号がECU16に入力される。また、ブレーキペダル2の踏み込みにより、マスタシリンダ5の液圧が発生すると、圧力ピックアップ9からのブレーキ操作検知信号がECU16に入力される。ECU16はこれらの2つの信号により遮断弁10を遮断位置IIに切り換えるとともにポンプ12を駆動する。通路8が遮断され、ポンプ12がリザーバ6のブレーキ液をブレーキシリンダ7に供給するので、ブレーキシリンダ7は大きなブレーキ力を発生する。その場合、ポンプ12の供給電流がマスタシリンダ5の液圧に応じて制御されるので、ブレーキ力はペダル踏力に応じて大きく倍力されたブレーキ力が確実に得られるようになる。
請求項(抜粋):
ブレーキペダルと、流体圧を発生する圧力源と、前記ブレーキペダルの踏み込みによって作動され、前記圧力源の前記流体圧によって前記ブレーキペダルの踏力を倍力して出力する流体圧倍力装置と、この流体圧倍力装置の出力により作動され、ブレーキ液圧を発生するマスタシリンダと、このマスタシリンダに対し給排されるブレーキ液を貯えるリザーバと、このブレーキ液圧が供給されてブレーキ力を発生するブレーキシリンダとを備え、前記ブレーキペダルの踏力を倍力したブレーキ力を発生するブレーキ倍力システムにおいて、前記圧力源の流体圧が所定圧以下となったことを検知して圧力源失陥検知信号を出力する圧力検知手段と、前記ブレーキペダルの踏み込みによるブレーキ操作を検知してブレーキ操作検知信号を出力するブレーキ操作検知手段と、前記マスタシリンダと前記ブレーキシリンダとを連通する第1通路に配設され、連通位置および遮断位置が設けられた電磁弁からなる常開の遮断弁と、前記リザーバを前記遮断弁と前記ブレーキシリンダとの間の前記第1通路に接続する第2通路と、この第2通路に設けられ、前記リザーバのブレーキ液を前記遮断弁と前記ブレーキシリンダとの間の前記第1通路に送給するポンプと、前記ポンプの吐出側の前記第2通路に設けられ、前記リザーバから前記遮断弁と前記ブレーキシリンダとの間の前記第1通路に向かう前記ブレーキ液の流れのみを許容する逆止弁と、前記圧力検知手段からの前記圧力源失陥検知信号と前記ブレーキ操作検知手段からのブレーキ操作検知信号とが入力されたとき、前記遮断弁を遮断位置に設定するとともに前記ポンプを駆動制御する電子制御装置とを備え、圧力源失陥状態で前記ブレーキ操作が行われたとき、前記ポンプからの吐出圧によりブレーキ作動を行うことを特徴とするブレーキ倍力システム。
IPC (2件):
B60T 17/22 ,  B60T 13/52
FI (2件):
B60T 17/22 B ,  B60T 13/52 Z
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開平3-070640
  • 特開平3-045449
  • 特開平2-200560

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