特許
J-GLOBAL ID:200903079052028052
建物熱負荷予測による空調制御方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
二宮 正孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-021957
公開番号(公開出願番号):特開平10-205852
出願日: 1997年01月22日
公開日(公表日): 1998年08月04日
要約:
【要約】【課題】実際の建物の熱負荷に対し、入手容易な変数を使用し、精度良く、計算が簡単な予測方法を用いて空調制御を行う方法を提供する。【解決手段】過去48時間以内の外気温度の実測値を使用し、24時間先までの外気温度、外気湿度、地下1mの温度、翌日の日平均気温、日射量、空調開始時の什器・躯体温度と室内温度、配管立ち上がり温度を予測し、これらの予測値と建物熱特性値から翌日の時刻毎熱負荷と日積算熱負荷を予測し、これらの予測値に基づいて空調制御を行う。【効果】モデル化を最小の時間で行うことができ、即座に実際の建物に適用することができる。
請求項(抜粋):
過去48時間以内の外気温度の実測値(J1)を使用し、第1段階として、決定論的外気温度と、4時間平均値の自己回帰モデルを使用した確率論的外気温度の和によって24時間先までの外気温度(Y1)を予測し、第2段階として、決定論的外気湿度によって24時間先までの外気湿度(Y2)を予測し、第3段階として、緯度と1月1日からの日数とに基づく計算式によって地下1mの温度(Y3)を予測し、第4段階として、24時間先までの外気温度予測値(Y1)の平均から翌日の日平均気温(Y4)と各方位の壁毎および屋根の日射量(Y5)とを予測し、第5段階として、翌日の日平均気温(Y4)と空調設備停止時間と室内設定温度から一次の計算式によって空調開始時の什器・躯体温度(Y6)と室内温度(Y7)を予測し、第6段階として、伝熱計算式を用いて配管立ち上がり温度(Y8)を予測し、第7段階として、前記全ての予測値(Y1〜Y8)と各建物に固有な建物熱特性値から周期定常熱負荷計算により翌日の時刻毎熱負荷(Y9)を予測し、第8段階として、前記時刻毎熱負荷(Y9)を積算することにより日積算熱負荷(Y10)を予測し、前記時刻毎熱負荷(Y9)および前記日積算熱負荷(Y10)の予測値に基づいて空調制御を行うことを特徴とする建物熱負荷予測による空調制御方法。
前のページに戻る