特許
J-GLOBAL ID:200903079060727318

高加工性機械構造用高炭素鋼電縫鋼管の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 押田 良久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-044557
公開番号(公開出願番号):特開平11-226634
出願日: 1998年02月10日
公開日(公表日): 1999年08月24日
要約:
【要約】【課題】 高加工性機械構造用高炭素鋼電縫鋼管の製造時において、溶接部の硬度を低減して高温割れや脆化割れを抑制し、超音波探傷試験の歩留低下を防止する。【解決手段】 C:0.30〜0.60%、P:0.012%以下を含有する高炭素鋼を連続鋳造した中心偏析部のP濃度が[P]≦{-0.32×[C(%)]+0.244}を満足する高炭素鋼スラブを、熱間圧延して得た高炭素鋼熱延コイルを素材とし、成形ロール群により円筒状に連続成形したオープンパイプの両エッジ部2〜4mmを800〜1000°Cに予熱したのち電縫溶接し、溶接部を空冷することによって、Pの中心偏析が軽減されて電縫溶接時における高温割れが抑制され、かつ、溶接部ならびに溶接熱影響部の急熱急冷が抑制され、溶接部硬度が母材部の硬度に近くなり、溶接時の高温割れや溶接部の脆化割れ、横切りが抑制され、製品歩留の低下を防止することができる。また、バルジ加工を行なう場合は、溶接部での割れを防止することができる。
請求項(抜粋):
C:0.30〜0.60%、P:0.012%以下を含有する高炭素鋼を連続鋳造した中心偏析部のP濃度が[P]≦{-0.32×[C(%)]+0.244}を満足する高炭素鋼スラブを、熱間圧延して得た高炭素鋼熱延コイルを素材とし、成形ロール群により円筒状に連続成形したオープンパイプの両エッジ部を予熱したのち電縫溶接し、溶接部を空冷することを特徴とする高加工性機械構造用高炭素鋼電縫鋼管の製造方法。
IPC (3件):
B21C 37/08 ,  B23K 13/00 ,  C22C 38/00 301
FI (4件):
B21C 37/08 D ,  B21C 37/08 F ,  B23K 13/00 A ,  C22C 38/00 301 Z

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