特許
J-GLOBAL ID:200903079092910092

周波数ホッピング復号装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小笠原 史朗
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-003136
公開番号(公開出願番号):特開平11-205195
出願日: 1998年01月09日
公開日(公表日): 1999年07月30日
要約:
【要約】【課題】 受信符号の冗長性を利用して符号同期をとることにより逆拡散を行なう周波数ホッピング復号装置を提供する。【解決手段】 ホッピング符号発生器13は、カウンタ11および加算器12の出力に基づき、受信符号rに対し全てのタイミングのホッピング符号hpを出力する。セレクタ14は、受信符号rとホッピング符号hpとが一致するか否かを判定し、結果を一致信号hitとして出力する。一致係数算出部16は、一致信号hitの累積値を算出し一致係数ncとして出力する。タイミング算出部17は、一致係数ncに基づき、受信符号rと同期が取れているタイミングを示す最尤タイミング信号mtを出力する。レベル算出部18は、全てのタイミングにおける最尤レベル信号mlを算出する。データ保持部19は、最尤タイミング信号mtに従って最尤レベル信号mlを復号データdecとして出力する。
請求項(抜粋):
ホッピング可能な周波数スロット数S(Sは、2以上の整数)およびホッピング符号長L(Lは、2以上かつS以下の整数)に基づいて送信側において周波数ホッピング・スペクトル拡散により符号化されたSビットの受信符号を、逆拡散処理によって復号する周波数ホッピング復号装置であって、p(pは、L≦2p を満たす整数)ビットのバイナリコードによって0〜(L-1)を繰り返しカウントする第1のカウント信号と、当該第1のカウント信号と同期し、かつ、pビットのバイナリコードによって当該第1のカウント信号の1/L周期で0〜(L-1)を繰り返しカウントする第2のカウント信号と、当該第1および第2のカウント信号の双方と同期し、かつ、q(qは、S≦2q を満たす整数)ビットのバイナリコードによって当該第2のカウント信号の1/L周期で0〜(S-1)を繰り返しカウントする第3のカウント信号とを、出力するカウンタと、前記第1のカウント信号と前記第2のカウント信号との和に対して、それぞれモジュロLの加算を行い、当該加算の計算結果をpビットのタイミング信号として出力する加算手段と、前記タイミング信号および前記第3のカウント信号に対し、前記受信符号を送信する前記送信側との整合が図られた符号化規則に従って、ホッピング符号列を出力するホッピング符号発生手段と、前記ホッピング符号列に従って前記受信符号の内いずれか1つのビットを選択し、当該ビットの論理値を一致信号として出力するセレクタと、前記第2のカウント信号と前記第3のカウント信号とで表される複数の期間において、前記受信符号と同期が取れた値が復号できるか否かの確からしさを示す一致係数をそれぞれ格納する記憶手段と、前記記憶手段に格納されている前記一致係数を取得し、前記第1および第2のカウント信号と、前記一致信号と、帰還入力される飽和信号および尤度信号とから、予め定めた規則に基づいて新しい一致係数を算出した後、前記記憶手段に格納されている前記一致係数を当該新しい一致係数に書き替える一致係数算出手段と、前記第1〜第3のカウント信号と前記新しい一致係数とから、予め定めた規則に基づいて、前記受信符号を復号して得た値である最尤レベル信号と、前記一致係数が前記受信符号と同期が取れたタイミングで最大値となるように前記一致係数算出手段を制御する尤度信号とを算出するレベル算出手段と、前記第1および第2のカウント信号と前記新しい一致係数とから、予め定めた規則に基づいて、前記最尤レベル信号が前記受信符号と同期が取れたタイミングで復号した値であることを示す最尤タイミング信号と、前記一致係数のオーバーフローまたはアンダーフローを防止するように前記一致係数算出手段を制御する飽和信号とを算出するタイミング算出手段と、前記最尤タイミング信号に従って前記最尤レベル信号を取り込み、当該取り込んだ前記最尤レベル信号を復号データとして出力するデータ保持手段とを備える、周波数ホッピング復号装置。
IPC (3件):
H04B 1/713 ,  H04B 1/06 ,  H04L 7/00
FI (3件):
H04J 13/00 E ,  H04B 1/06 Z ,  H04L 7/00 F

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