特許
J-GLOBAL ID:200903079097611921

改良された感度を有する四重極イオントラップ方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 竹内 澄夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-206920
公開番号(公開出願番号):特開平6-203792
出願日: 1993年07月30日
公開日(公表日): 1994年07月22日
要約:
【要約】【目的】 QIT(四重極イオントラップ)において、復元力が逆質量関係をもつことを利用してイオンの一層効果的な放出および蓄積をおこなう。【構成】 永年周波数の各々の振幅に1m/zの重みを付けることを用い、イオン化中の残留空気ガス以外のイオンを放出し、イオン化中の残留空気ガスイオンを放出することによって、QITの一層高い質量イオンの収集において障害となる空間荷電に打ち勝ってQITの感度を改善するための方法である。ここで、m/zはイオンの質量荷電数である。
請求項(抜粋):
リング電極、一対のエンドキャップ、トラッピング周波数Fを有するRFトラッピング電圧源、前記エンドキャップに接続される第1の補助RF波形、及び前記エンドキャップに接続される第2の補助RF波形、ならびに当該四重極イオントラップ(QIT)にサンプルを導入する手段から成る四重極イオントラップで、選択されたイオンまたは範囲のイオンを、選択的にトラッピングし、分離する方法であって、(a)前記イオントラップ内に質量の範囲が広いイオンを保持できる低値に前記RFトラッピング電圧を形成する工程と、(b)イオンを形成し、または前記イオントラップ内にサンプルのイオンを注入する工程と、(c)選択されたイオンを共鳴的に退けるために、前記エンドキャップに前記第1の補助RF波形を印加する工程と、(d)前記RFトラッピング電圧を傾斜する工程と、(e)選択されたイオンを共鳴的に退けるために、前記エンドキャップに前記第2の補助RF波形を印加する工程と、から成る方法おいて、前記(b)および(c)工程を同時に実行し前記第1の補助RF波形の波形が前記QIT内の残留ガスの成分のイオンからの永年周波数の合成であり、前記合成が、前記永年周波数波形のそれぞれの振幅を選択された時に一緒に加えることにより得られる、ことを特徴とする方法。
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特許第362432号
  • 特開昭62-037861
  • 特開昭64-086438

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