特許
J-GLOBAL ID:200903079209757738

メカニカルシール

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小山 欽造 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-315508
公開番号(公開出願番号):特開平9-152040
出願日: 1995年12月04日
公開日(公表日): 1997年06月10日
要約:
【要約】【目的】 シートリング11と従動リング19との摺動面間から漏洩した流体が更に外部にまで漏れ出しにくくする事により、流体の減少を抑える。【構成】 回転軸3の外周面と、ハウジング1に固定した支持筒14のガイド筒部16の内周面との間に、微小隙間28を設ける。回転軸3の外周面でこの微小隙間28に対向する部分に、動圧を発生させる為の凹溝27、27を形成する。回転軸3の回転時には、この凹溝27、27の働きにより、上記微小隙間28の中間部の圧力が上昇する。この結果、上記流体が微小隙間28を通じて外部に漏出しにくくなる。
請求項(抜粋):
内周面を有するハウジングと、外周面を有しこのハウジングに対して相対的に回転する軸と、上記内周面と外周面とのうちの一方の周面で、運転時に回転する回転周面と、上記内周面と外周面とのうちの他方の周面で、運転時にも回転しない固定周面と、上記回転周面から固定周面が存在する側に向け直径方向に突出する状態で支持され、軸方向片面を回転側摺動面としたシートリングと、上記固定周面に支持され、この固定周面から上記回転周面が存在する側に向け直径方向に突出するフランジ状の支持板部を有する支持筒と、軸方向片面を上記回転側摺動面と全周に亙って摺接する固定側摺動面とし、上記シートリングに対して軸方向に亙り対向した従動リングと、この従動リングと上記支持板部との間に設けられた、軸方向に亙る長さ寸法を伸縮自在なベローズと、上記従動リングと上記支持板部との間に設けられてこの従動リングを上記シートリングに向け押圧する弾性部材とを備えたメカニカルシールに於いて、上記ハウジング若しくはこのハウジングに固定の部分の表面に、上記軸の全周を囲む状態で存在する第一表面と、上記軸若しくはこの軸に固定の部分に存在し、上記第一表面と全周に亙り微小隙間を介して対向する第二表面と、この第二表面と上記第一表面との少なくとも一方に形成された、上記ハウジングと軸との相対回転に伴って動圧を発生させる凹溝とを備え、この凹溝は、上記回転側摺動面と固定側摺動面との間から漏洩した流体が、上記微小隙間を通過する事を阻止、若しくは上記両摺動面から流体が漏洩する事を阻止する圧力を発生させる方向に形成されている事を特徴とするメカニカルシール。
IPC (3件):
F16J 15/34 ,  F04D 29/12 ,  F16C 17/00
FI (3件):
F16J 15/34 Z ,  F04D 29/12 B ,  F16C 17/00 A

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