特許
J-GLOBAL ID:200903079274043580
チルト式ステアリング装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小山 欽造 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-188324
公開番号(公開出願番号):特開平8-053070
出願日: 1994年08月10日
公開日(公表日): 1996年02月27日
要約:
【要約】【目的】 固定ナット21の弛み止めを確実に図り、固定ブラケット5に対する昇降ブラケット7及びステアリングコラム3の固定を確実に行わせる。【構成】 チルトレバー15によりチルトナット14を回転させると、スタッド19の両端部に螺合した、チルトナット14と固定ナット21との間隔が変化する。この結果、昇降ブラケット7の固定並びにその解除を行える。固定ナット21が螺合した第二の雄ねじ部12に1対の平坦面20、20を形成する。そして、この平坦面20、20と、上記昇降ブラケット7に形成した通孔18とを係合させ、上記スタッド19の回転を阻止する。上記固定ナット21に形成した薄肉部22を直径方向内方に折り曲げる事で変形部23、23とし、この変形部23、23の先端縁を上記各平坦面20、20に当接させる。これら各変形部23、23と平坦面20、20との係合により、上記固定ナット21の回り止めを図る。
請求項(抜粋):
後端部にステアリングホイールを固定したステアリングシャフトを回転自在に挿通するステアリングコラムと、このステアリングコラムの前端部を、横軸を中心とする揺動自在に枢支する枢支部と、前記ステアリングコラムの中間部に固定された昇降ブラケットと、この昇降ブラケットに横方向に亙って形成された通孔と、この昇降ブラケットを横方向左右両側から挟む状態で車体に固定される固定ブラケットと、この固定ブラケットの一部で上記通孔に整合する部分に形成された上下方向に亙る長孔と、一端部外周面に第一の雄ねじ部を、他端部外周面に第二の雄ねじ部を、それぞれ有し、上記通孔及び長孔を横方向に挿通してその両端部を上記固定ブラケットの左右両側面から突出させたスタッドと、上記第一の雄ねじ部で上記固定ブラケットの一側面から突出した部分に螺合したチルトナットと、このチルトナットを回動させる為のチルトレバーと、上記第二の雄ねじ部で上記固定ブラケットの他側面から突出した部分に螺合した固定ナットとを備え、上記通孔の内周縁と上記スタッドの一部外周面との非円形嵌合により、前記通孔の内側でのスタッドの回転を阻止したチルト式ステアリング装置に於いて、上記一部外周面は、上記第二の雄ねじ部を含む部分に形成された非円筒面であり、この非円筒面は、円筒面の一部にこの円筒面から直径方向内側に凹んだ凹入部を形成したものであり、上記固定ナットの一部で上記固定側ブラケットの外側面と反対側には塑性変形自在な薄肉部が形成されており、この薄肉部が上記凹入部に向け折り曲げられる事により、上記スタッドに対する上記固定ナットの回転防止が図られている事を特徴とするチルト式ステアリング装置。
IPC (3件):
B62D 1/18
, F16B 39/10
, G05G 1/10
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