特許
J-GLOBAL ID:200903079278767575
炭素繊維用プリカーサーおよびその製造方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
伴 俊光
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-067369
公開番号(公開出願番号):特開平10-251924
出願日: 1997年03月04日
公開日(公表日): 1998年09月22日
要約:
【要約】【課題】 重厚な設備を要することなく、従来よりも太い繊維束の製造時において紡糸および焼成が安定になされ、また生産性も良く、工業的に有利なプリカーサーとそれを用いた炭素繊維を提供する。【解決手段】 アクリロニトリル、A群の不飽和単量体およびB群の不飽和単量体を次式(1)、(2)、(3)の範囲内で含むアクリル系重合体からなるプリカーサーであって、耐炎化時の張力Tが次式(4)を満足することを特徴とする炭素繊維用プリカーサー。 アクリロニトリル含有量≧86(重量%) (1) 3≦A≦10(重量%) (2) 0.25A-0.5≦B≦0.43A-0.29(重量%) (3) 30≦T≦120(mg/d) (4)ここで、A 群:酢酸ビニル、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、スチレンから選ばれる1種類以上の単量体、式(2)、(3)におけるAは、これら単量体の総重量パーセントで分母は全単量体合計重量。B 群:イタコン酸、アクリル酸から選ばれる1種類以上の単量体、式(3)におけるBは、これら単量体の総重量パーセントで分母は全単量体合計重量。
請求項(抜粋):
アクリロニトリル、A群の不飽和単量体およびB群の不飽和単量体を次式(1)、(2)、(3)の範囲内で含むアクリル系重合体からなるプリカーサーであって、耐炎化時の張力Tが次式(4)を満足することを特徴とする炭素繊維用プリカーサー。 アクリロニトリル含有量≧86(重量%) (1) 3≦A≦10(重量%) (2) 0.25A-0.5≦B≦0.43A-0.29(重量%) (3) 30≦T≦120(mg/d) (4)(ここで、A 群:酢酸ビニル、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、スチレンから選ばれる1種類以上の単量体、式(2)、(3)におけるAは、これら単量体の総重量パーセントで分母は全単量体合計重量。B 群:イタコン酸、アクリル酸から選ばれる1種類以上の単量体、式(3)におけるBは、これら単量体の総重量パーセントで分母は全単量体合計重量。耐炎化張力T:耐炎化所要時間が45〜180分、耐炎化温度範囲として200〜260°C、延伸比範囲として0.9〜D(D=1+(Dmax-1)×0.6、Dmaxは最大延伸比)の範囲から選ばれる耐炎化条件で得られる耐炎化糸の比重が1.26〜1.40の場合のプロセス時の値。なおローラー群を介して耐炎化処理する場合は回転抵抗の少ない自由回転するローラー群を使用した時の値。)
IPC (2件):
FI (2件):
引用特許:
審査官引用 (2件)
-
特開昭62-265329
-
特開昭63-159526
前のページに戻る