特許
J-GLOBAL ID:200903079285349886

原子炉格納容器のアクセストンネル移動吸収装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 坂本 光雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-200913
公開番号(公開出願番号):特開2001-027685
出願日: 1999年07月14日
公開日(公表日): 2001年01月30日
要約:
【要約】【課題】 アクセストンネルの構造を簡単にする。【解決手段】 原子炉圧力容器をRPVペデスタル3にて支持し、原子炉格納容器6に収納する。原子炉格納容器6の下部とRPVペデスタル3との間に、ライナプレート8にて内張りされたサプレッションチャンバ9を設ける。原子炉格納容器6とRPVペデスタル3の対向位置に設けた貫通孔14,15のサプレッションチャンバ9側の端部に凹部25を設けて、ライナプレート8との間に空間部を形成する。空間部と対応する位置のライナプレート8の反空間部側面にアクセストンネル24の端部を溶接し貫通孔14,15を連通接続する。原子炉格納容器6とRPVペデスタル3が相対変位するときの両者6、3に対するアクセストンネル24の相対的な移動を、空間部位置に配されるライナプレート8の撓みにより吸収させる。
請求項(抜粋):
基礎上に立設したRPVペデスタル上に、原子炉圧力容器を支持させ、該原子炉圧力容器とRPVペデスタルとを取り囲むように原子炉格納容器を設置して、該原子炉格納容器と上記RPVペデスタルの間にライナプレートにて内張りしてなるサプレッションチャンバを形成し、上記原子炉格納容器とRPVペデスタルに対向させて設けた貫通孔を連絡して原子炉格納容器外側からRPVペデスタルにアクセスすることができるようにするアクセストンネルを設置して、上記原子炉格納容器とRPVペデスタルとの相対変位に伴うアクセストンネルの軸心方向の移動を吸収させるようにしてある原子炉格納容器のアクセストンネル移動吸収装置において、上記原子炉格納容器及びRPVペデスタルのコンクリート壁に設けた各貫通孔のサプレッションチャンバ側端部の一方又は双方の周縁部における上記コンクリート壁とライナプレートとの間に、空間部を全周にわたり形成し、且つ、該空間部が形成されている部分のライナプレートの側面にアクセストンネルの端部を固定して取り付けた構成を有することを特徴とする原子炉格納容器のアクセストンネル移動吸収装置。

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