特許
J-GLOBAL ID:200903079294900137

食品の二段積み真空密閉保存容器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大関 和夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-240192
公開番号(公開出願番号):特開平9-077145
出願日: 1995年09月19日
公開日(公表日): 1997年03月25日
要約:
【要約】【課題】 本発明は、主として米飯、調理食品を同形の二個の容器に充填し二段に積み重ねて係合し、その容器に夫々に食品保存機能を有する如くした弁当箱を提供する。【解決手段】 耐熱性、可撓性にしてマイクロ波透過性を有する合成樹脂製容器本体3と蓋1とからなり、蓋1は、耐熱性のゴム又はゴム状弾性体と硬質樹脂とによって傘状に形成された逆止弁4と、蓋の周縁に連設されたパッキンケース2とを備え、パッキンケース内には耐熱性のゴム又はゴム状弾性体からなるパッキン6を装着して構成された二個の容器に、夫々米飯、調理食品を充填し、蓋1及び容器本体3がパッキン6を介して気密に接した状態で、規制位置に積み重ね、これら容器を耐熱ゴムバンド又は止め具にて係合した上で、電子レンジにて加熱殺菌し同時に容器内の気体を脱気した後、放冷し、外気を再流入させることなく自動的に真空密閉せしめて食品保存機能を付与するようにしたことを特徴とする食品の二段積み真空密閉保存容器。
請求項(抜粋):
耐熱性、可撓性にしてマイクロ波透過性を有する合成樹脂製容器本体3と蓋1とからなり、蓋1は、容器本体3内の気体を通気孔5を通じて容器本体外へのみ一方的に抵抗なく流出するように構成された耐熱性のゴムまたはゴム状弾性体および硬質樹脂とによって傘状に形成された逆止弁4と、蓋1の周縁に連設されたパッキンケース2とを備え、パッキンケース2内には耐熱性のゴムまたはゴム状弾性体からなるチャンネル型のパッキン6を装着して構成された容器を単位体とした二個の容器A、Bであり、容器本体3内に、それぞれ米飯、調理食品を充填して、蓋1および容器本体3がパッキン6を介して気密に接した状態で、これらの容器A、Bを規制位置に積み重ね、容器A、B間に通気溝10を設け、これに耐熱性ゴムバンド7aをかけて係合するか、または上段容器Aの蓋1と下段容器Bの容器本体3との間を一対の止め具7bにて係合し、これを電子レンジにて所要時間マイクロ波加熱殺菌すると、前記米飯、調理食品よりそれぞれ発生する水蒸気と膨張した空気によって容器内の圧力が上昇し、ゴムバンドまたは止め具の締め付け力にうちかって内部の気体が逆止弁4および蓋1と容器本体3の間から噴出して脱気され、容器内の圧力が下がるとゴムバンドまたは止め具の締め付け力によって容器は再び密閉され、加熱継続中はこれを繰り返し、加熱を停止して放冷すれば、直ちにゴムバンドまたは止め具の締め付け力により各容器A、Bはそれぞれ密閉され、温度降下とともに、前記パッキン6および逆止弁4が機能して速やかに外気の逆流入を防ぎ、かくして自動的に真空密閉されるようにしたことを特徴とする食品の二段積み真空密閉保存容器。
IPC (4件):
B65D 81/20 ,  B65D 21/02 301 ,  B65D 81/34 ,  F16J 15/10
FI (4件):
B65D 81/20 B ,  B65D 21/02 301 Z ,  B65D 81/34 U ,  F16J 15/10 T

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