特許
J-GLOBAL ID:200903079332615433

ヌバック調人工皮革の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 純博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-220184
公開番号(公開出願番号):特開平8-081886
出願日: 1994年09月14日
公開日(公表日): 1996年03月26日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 2段階にわたる極細化処理を必要とせずに、風合いがソフトで、表面発色性、耐挫屈性などの表面特性に優れたヌバック調人工皮革を得る。【構成】 2種以上の高分子重合体から成る複合繊維からウェブを形成し、ウェブの厚さ方向に、ニードルパンチングを施して、絡合繊維質基材を作成し、該絡合繊維質基材に第一の弾性重合体を含浸させ、圧縮スクイーズし、その直後、圧縮が回復する前に、第二の弾性重合体を含浸させ、圧縮スクイーズして、第一及び第二の弾性重合体を凝固させ、その後、絡合繊維質基材を構成する複合繊維を極細化し、絡合繊維質基材の非立毛表面に該第二の弾性重合体の溶剤を含む液体を付与して、第二の弾性重合体の一部を溶解又は膨潤させた後、液体を除去して固化させ、絡合繊維質基材の溶剤含有液体処理面にバフィング処理を施す。
請求項(抜粋):
少なくとも、(a)2種以上の高分子重合体から成る極細化可能な複合繊維からウェブを形成し、(b)該ウェブの厚さ方向に、500〜3000本/cm2 のバーブ貫通パンチング本数でニードルパンチングを施して、絡合繊維質基材を作成し、(c)該絡合繊維質基材に第一の弾性重合体を含浸させ、該基材の厚さの60〜90%まで圧縮スクイーズし、(d)その直後、圧縮が回復する前に、第二の弾性重合体を付与し、圧縮を回復させながら含浸させ、該基材の厚さの70〜95%まで圧縮スクイーズして、該第一及び第二の弾性重合体を凝固させ、(e)その後、該絡合繊維質基材を構成する複合繊維を極細化し、(f)しかる後、該絡合繊維質基材の非立毛表面に該第二の弾性重合体の溶剤を含む液体を付与して、該第二の弾性重合体の一部を溶解又は膨潤させた後、該液体を除去して固化させ、(g)該絡合繊維質基材の溶剤含有液体処理面にバフィング処理を施すことを特徴とするヌバック調人工皮革の製造法。

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