特許
J-GLOBAL ID:200903079382352433

歯車変速機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷 照一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-132853
公開番号(公開出願番号):特開2008-286328
出願日: 2007年05月18日
公開日(公表日): 2008年11月27日
要約:
【課題】同期機構を備えた歯車変速機において、作動に必要なスリーブのストロークを少なくし、また耐久性を低下させることなく変速機能を向上させる。【解決手段】歯車変速機は、クラッチハブ11と、その一側に回転自在に支持された変速歯車12と、この両者の間に回転自在に設けられたシンクロナイザリング13と、クラッチハブに軸線方向摺動自在にスプライン係合されてシンクロナイザリングおよび変速歯車とスプライン係合可能なスリーブ15を有している。スリーブの内周には第1内歯スプライン21とそれから変速歯車側に隙間をおいて第2内歯スプライン22を形成し、シンクロナイザリングには変速の中立位置では前記隙間内に位置し第1内歯スプラインと係合離脱可能な第1外歯スプライン23を形成し、変速歯車には第2内歯スプラインと係合離脱可能な第2外歯スプライン24を形成する。【選択図】図2
請求項(抜粋):
変速軸と一体的に回転されるクラッチハブと、このクラッチハブの一側となる前記変速軸に回転自在に支持され前記クラッチハブ側に円錐面が同軸的に配置た変速歯車と、この変速歯車と前記クラッチハブの間に回転自在かつ多少距離軸線方向移動可能に支持され前記円錐面と摩擦係合可能な円錐穴が形成されたシンクロナイザリングと、前記クラッチハブの外周に形成された外歯スプラインと軸線方向摺動可能に係合される第1内歯スプラインが内周に形成されるとともに中立位置と作動位置の間で軸線方向にストロークされるスリーブよりなる歯車変速機において、 前記スリーブの内周には前記第1内歯スプラインから前記変速歯車側に隙間をおいて第2内歯スプラインを形成し、 前記シンクロナイザリングの外周には前記スリーブが前記中立位置にあるときは前記隙間内に位置し前記変速歯車側にストロークされれば前記第1内歯スプラインと係合可能な第1外歯スプラインを形成し、 前記変速歯車の前記スリーブ側には同スリーブが前記中立位置にあるときは前記第2内歯スプラインから離れて位置され前記変速歯車側にストロークされれば前記第2内歯スプラインと係合可能な第2外歯スプラインを形成し、 前記スリーブが前記中立位置にあるときに互いに対向する前記第1内歯スプラインと第1外歯スプラインの各先端部の両側には前記変速歯車側にストロークされれば互いに当接され前記両第1スプラインを相対回動させてそれらをスプライン係合させる第1内歯チャンファ面および第1外歯チャンファ面をそれぞれ形成し、 前記スリーブが前記中立位置にあるときに互いに対向する前記第2内歯スプラインと第2外歯スプラインの各先端部の両側には前記変速歯車側にストロークされれば互いに当接され前記両第2スプラインを相対回動させてそれらをスプライン係合させる第2内歯チャンファ面および第2外歯チャンファ面をそれぞれ形成したこと を特徴とする歯車変速機。
IPC (1件):
F16D 23/06
FI (1件):
F16D23/06 C
Fターム (9件):
3J056AA14 ,  3J056AA63 ,  3J056BA01 ,  3J056BB26 ,  3J056BC01 ,  3J056BE09 ,  3J056CA02 ,  3J056GA05 ,  3J056GA12
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特開昭48-67649号公報(第1頁左下欄第14行〜同頁右下欄第15行、第2頁右上欄第1行〜同頁左下欄第15行、第1図、第2図)。

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