特許
J-GLOBAL ID:200903079383443017

電極チップの抜き取り装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 飯田 昭夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-186451
公開番号(公開出願番号):特開2000-015455
出願日: 1998年07月01日
公開日(公表日): 2000年01月18日
要約:
【要約】【課題】 電極チップ付近に配置させる部位の厚さを薄くでき、シャンク間の狭い部位に嵌合された電極チップでも容易に抜き取ることができて、作業時の音の発生を抑えることができる電極チップの抜き取り装置を提供すること。【解決手段】 回動基盤27の電極チップ4用の挿通孔27aの内周面に、爪片25が配設される。爪片は、電極チップ4を保持可能に、回動基盤の押圧面27cで押されて先端25bを電極チップ外周面に食い込ませる領域と、電極チップの保持を解除可能に、回動基盤の押圧面27dで押されて先端25bを電極チップ外周面から離脱させる領域と、にそれぞれ回動可能に、回転制動力を受けた状態の保持部材20に保持される。保持部材への回転制動力は、爪片の食い込み抵抗の増大時、爪片の支持部位を回転作用面21d・22eとして回動基盤の回転トルクを受け、回動基盤27とともに保持部材20を回転させる大きさとしている。
請求項(抜粋):
抵抗溶接機のシャンクにおけるテーパ軸に嵌合された電極チップを回転させて抜き取る電極チップの抜き取り装置であって、正転・逆転可能に保持されるとともに、回動中心に前記電極チップを挿入可能な挿通孔を備えた回動基盤と、前記挿通孔の内周面に配置されるとともに、前記挿通孔の軸方向と平行な回動軸を備えて、回動時、前記挿通孔内で前記電極チップを保持可能に、先端を前記電極チップの外周面に食い込ませる領域と、前記挿通孔内での前記電極チップの保持を解除可能に、先端を前記電極チップの外周面から離脱させる退避領域と、にそれぞれ配置可能に保持される爪片と、前記回動基盤と一致する回動中心を備えるとともに、該回動中心に前記電極チップを挿入可能な挿通孔を備え、前記爪片を回動可能に保持するとともに、前記回動基盤と相対回転可能でかつ回転制動力を受けて回動可能に保持される保持部材と、を備えて構成され、前記回動基盤が、正転時、前記爪片を前記食い込み領域まで押圧して回転させる食い込み用押圧面と、逆転時、前記爪片を退避領域まで押圧して回転させる退避用押圧面と、を備え、前記保持部材への回転制動力が、前記爪片の前記食い込み領域への配置時における前記爪片の食い込み抵抗の増大時、前記爪片の支持部位を回転作用面として、前記回動基盤の正転時の回転トルクを受け、前記回動基盤とともに前記保持部材を回転可能とする大きさ、として設定されていることを特徴とする電極チップの抜き取り装置。
引用特許:
審査官引用 (3件)

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