特許
J-GLOBAL ID:200903079436047569

光ファイバカプラ製造方法及び製造装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高橋 敬四郎 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-008758
公開番号(公開出願番号):特開2003-207682
出願日: 2002年01月17日
公開日(公表日): 2003年07月25日
要約:
【要約】【課題】 光ファイバカプラの品質のばらつきを少なくし、歩留まりを高める。【解決手段】 第1及び第2の光ファイバを、両者の側面同士を接触させて加熱することにより、接触した部分を融着させる。融着した部分を延伸させながら、第1の光ファイバに、その入力端から基準光信号を入力し、光ファイバの出力端から出力される光信号の強度を検出しながら光ファイバカプラを製造する。接触部分の加熱量、融着した部分の延伸長、接触部分を引っ張る張力等を制御要因として含む制御要因群から選択された制御要因の値、光ファイバの融着した部分で構成される光ファイバカプラの特性を表す物理量からなる品質要因群から選択された品質要因の値を測定し、両者の関係を表す相関ルールを求める。延伸途中に、制御要因の値、及び品質要因の値を測定し、測定された値に前記相関ルールを適用して、制御要因の目標値を決定する。決定された目標値に基づいて、光ファイバカプラを製造する。
請求項(抜粋):
第1及び第2の光ファイバを、両者の側面同士を接触させて、該接触部分を引っ張りながら加熱することにより、該第1及び第2の光ファイバの接触した部分を融着させ、融着した部分を延伸させながら、該第1の光ファイバに、その入力端から基準光信号を入力し、第1及び第2の光ファイバのうち少なくとも一方の光ファイバの出力端から出力される光信号の強度を検出しながら光ファイバカプラを製造する方法において、(a)前記接触部分の加熱量、前記接触部分のうち加熱される範囲、融着した部分の延伸長、融着した部分を延伸させる延伸速度、延伸加速度、延伸加速度の変化率、及び前記接触部分を引っ張る張力を制御要因として含む制御要因群から選択された少なくとも1つの制御要因の値と、前記第1及び第2の光ファイバの融着した部分で構成される光ファイバカプラの特性を表す物理量からなる品質要因群から選択された少なくとも1つの物理量である品質要因の値とを、製造途中の複数の異なる状態のときに測定し、測定された前記制御要因の値及び前記品質要因の値に基づいて、前記制御要因と前記品質要因との関係を表す相関ルールを求める工程と、(b)延伸途中に、前記制御要因群から選択された少なくとも1つの制御要因の値、及び前記品質要因群から選択された少なくとも1つの品質要因の値を測定し、測定された値に前記相関ルールを適用して、前記品質要因が目標値に近づくように前記制御要因群に含まれる少なくとも1つの制御要因の目標値を決定する工程と、(c)決定された前記制御要因の目標値に基づいて、前記接触部分の加熱及び延伸の制御を行う工程とを有する光ファイバカプラの製造方法。

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