特許
J-GLOBAL ID:200903079456159517

飛行機の動翼作動装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 落合 健 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-328410
公開番号(公開出願番号):特開2002-127992
出願日: 2000年10月23日
公開日(公表日): 2002年05月09日
要約:
【要約】【課題】 エルロン機能およびフラップ機能(あるいはエレベータ機能)を持つ飛行機の動翼に、更に抗力低減機能を併せ持たせる。【解決手段】 センターシャフト11にセンタープーリ12およびスライダ22が支持されており、センタープーリ12およびスライダ22がセンターシャフト11まわりに回転すると、左右のドライブプーリ15L,15Rが同方向に回転して左右のフラッペロンが相互に逆方向に作動し、エルロン機能を発揮する。アクチュエータ23でスライダ22がセンターシャフト11上を後方にスライドすると、左右のドライブプーリ15L,15Rが相互に逆方向に回転して左右のフラッペロンが共に下降し、フラップ機能を発揮する。アクチュエータ23で左右のフラッペロンを同位相で微小角度昇降させれば、主翼の境界層を制御して抗力を低減することができる。
請求項(抜粋):
左右の主翼(WL,WR)の後縁にそれぞれ動翼(FEL,FER)を上下動可能に設け、前記左右の動翼(FEL,FER)を相互に逆位相で上下動させてローリングモーメントを制御し、前記左右の動翼(FEL,FER)を同位相で上下動させて揚力あるいはピッチングモーメントを制御し、かつ前記左右の動翼(FEL,FER)を同位相で微小舵角だけ上下動させて抗力を制御する飛行機の動翼作動装置であって、機体前後方向に延びるロータ軸(11)まわりに左右回転自在に設けられたロータ(12)と、ロータ(12)と一体に左右回転し、かつロータ軸(11)に沿って前後動自在に設けられたスライダ(22)と、一端がロータ軸(11)に枢支された左第1リンク(31L)と、一端がロータ軸(11)に枢支された右第1リンク(31R)と、一端がスライダ(22)に枢支されて他端が左第1リンク(31L)の中間ないし他端に枢支された左第2リンク(33L)と、一端がスライダ(22)に枢支されて他端が右第1リンク(31R)の中間ないし他端に枢支された右第2リンク(33R)と、左右方向内端が左第1リンク(31L)の前記他端に枢支されて左右方向外端が連結機構を介して左動翼(FEL)に接続された左第3リンク(36L)と、左右方向内端が右第1リンク(31R)の前記他端に枢支されて左右方向外端が連結機構を介して右動翼(FER)に接続された右第3リンク(36R)と、を備え、ロータ(12)およびスライダ(22)をロータ軸(11)まわりに左右回転させ、左右の第2リンク(33L,33R)および左右の第1リンク(31L,31R)を介して左右の第3リンク(36L,36R)を左右同方向に移動させることにより、左右の動翼(FEL,FER)を相互に逆位相で上下動させるとともに、スライダ(22)をロータ軸(11)に沿って前後動させ、左右の第2リンク(33L,33R)を介して左右の第1リンク(31L,31R)および左右の第3リンク(36L,36R)を左右逆方向に移動させることにより、左右の動翼(FEL,FER)を同位相で上下動させることを特徴とする飛行機の動翼作動装置。
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 特公昭60-047156
  • 特公昭47-049757
  • 特開昭57-194192
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