特許
J-GLOBAL ID:200903079461821074
内燃機関用点火装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
松本 英俊 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-002048
公開番号(公開出願番号):特開平5-187347
出願日: 1992年01月09日
公開日(公表日): 1993年07月27日
要約:
【要約】【目的】逆回転を防止する機能を備えた内燃機関用点火装置の構成を簡単にし、コストを引き下げる。【構成】回転速度情報と回転角度情報とを得るために設けられる信号発電機2の回転子に、幅が広い1つの誘導子磁極部と幅が狭い誘導子磁極部とを設ける。信号発電機から得られるパルス信号を矩形波信号発生回路3に与えて、パルスの発生間隔に相応した信号幅の矩形波信号を発生させる。矩形波信号の高レベルの期間の長さと零レベルの期間の長さとの関係が機関の正回転時と逆回転時とで異なることを利用して機関の逆回転を検出する。逆回転が検出されたときに点火動作を停止させる。
請求項(抜粋):
点火信号が与えられたときに点火コイルの1次電流を制御して該点火コイルの2次側に点火用の高電圧を誘起させる点火回路と、突起または凹部からなる誘導子磁極部を複数個有していて内燃機関に同期して回転させられる回転子と、前記回転子の誘導子磁極部に対向する磁極を有して該磁極が前記誘導子磁極部の回転方向の前端縁に対向する際及び該誘導子磁極部の後端縁に対向する際にそれぞれ第1の極性のパルス信号及び第2の極性のパルス信号を発生する信号発電子とを備えた信号発電機と、前記第1の極性のパルス信号が発生してから第2の極性のパルス信号が発生するまでの間第1のレベルをとり、第2の極性のパルス信号が発生してから第1の極性のパルス信号が発生するまでの間第2のレベルをとる矩形波信号を発生する矩形波信号発生回路と、前記矩形波信号から得た速度情報及び回転角度情報に基づいて前記点火回路への点火信号の供給を制御する点火時期制御手段を有する点火制御手段とを備えた内燃機関用点火装置において、前記信号発電機の回転子の1つの誘導子磁極部はその円弧角が他の誘導子磁極部の円弧角よりも大きく設定されていて、該1つの誘導子磁極部の円弧角をθ1、内燃機関の正回転時に前記1つの誘導子磁極部よりも位相が遅れた側に位置することになる隣の誘導子磁極部の円弧角をθ3 、該隣の誘導子磁極部と前記1つの誘導子磁極部との間のスペースの円弧角をθ2 、内燃機関の逆回転時に前記1つの誘導子磁極部よりも位相が遅れた側に位置することになる隣の誘導子磁極部と前記1つの誘導子磁極部との間のスペースの円弧角をθo としたときに、θo>θ1 >θ2 >θ3 の関係が成立するように前記回転子の各誘導子磁極部が設けられ、前記点火制御手段は、前記矩形波信号が第1のレベルにある期間TH と該矩形波信号が第2のレベルにある期間TL とを逐次比較して期間TH と該期間TH に続いて発生する期間TL との間にTH >TL の関係が成立したときに内燃機関が正回転していると判定し、TH <TL の関係のみが成立するときには内燃機関が逆回転していると判定する内燃機関回転方向判定手段と、前記内燃機関回転方向判定手段により内燃機関が逆回転していると判定されたときに前記点火回路の点火動作を停止させる逆回転時点火動作停止手段とを更に備えていることを特徴とする内燃機関用点火装置。
IPC (4件):
F02P 11/02 303
, F02P 7/067 302
, F02P 7/067 303
, F02P 7/077
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