特許
J-GLOBAL ID:200903079472211740

高速切削でスローアウエイチップがすぐれた耐チッピング性を発揮する正面フライス工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-063466
公開番号(公開出願番号):特開2002-263940
出願日: 2001年03月07日
公開日(公表日): 2002年09月17日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 高速切削でスローアウエイチップがすぐれた耐チッピング性を発揮する正面フライス工具を提供する。【解決手段】リング状正面フライス工具本体に着脱自在に取り付けたスローアウエイチップの、炭窒化チタン基サーメット基体の表面に、0.5〜10μmの平均層厚を有する硬質被覆層を蒸着形成してなるスローアウエイチップで構成し、(a)炭窒化チタン基サーメット基体を、硬質相が75〜95面積%、残りが結合相と不可避不純物からなり、かつ硬質相が、TiとMの複合炭窒化物(ただし、MはTa,Nb,V,W,およびZrのうちの1種または2種以上を示す)からなる有芯構造を有し、結合相が、Co-Ni-W系合金からなる炭窒化チタン系サーメットで構成し、(b)硬質被覆層を、組成式:(Ti1-XAlX)Nを満足するTiとAlの複合窒化物で構成し、(c)スローアウエイチップのさらい刃の逃げ面を基体露出研磨面とする。
請求項(抜粋):
リング状工具本体の正面に複数個のスローアウエイチップを着脱自在に取り付けてなる正面フライス工具において、(a)上記スローアウエイチップを、炭窒化チタン基サーメット基体の表面に、0.5〜10μmの平均層厚を有する硬質被覆層を蒸着形成してなるスローアウエイチップで構成し、(b)上記炭窒化チタン基サーメット基体を、断面の走査型電子顕微鏡による組織観察で、硬質相が75〜95面積%を占め、残りが結合相と不可避不純物からなる組織を示し、上記硬質相が、芯部および周辺部が実質的にTiとMの複合炭窒化物(ただし、MはTa,Nb,V,W,およびZrのうちの1種または2種以上を示す)からなる有芯構造を有し、かつ上記結合相が、結合相に占める質量%で、W:15〜35%、Ni:10〜50%、Co:20〜70%、を含有するCo-Ni-W系合金(ただし、W+Ni+Co=90%以上)からなる炭窒化チタン系サーメットで構成し、(c)上記硬質被覆層を、組成式:(Ti1-XAlX)N(ただし、原子比で、Xは0.45〜0.75を示す)を満足するTiとAlの複合窒化物で構成し、(d)さらに、上記スローアウエイチップのさらい刃の逃げ面を基体露出研磨面としたこと、を特徴とする高速切削でスローアウエイチップがすぐれた耐チッピング性を発揮する正面フライス工具。
IPC (6件):
B23C 5/16 ,  B22F 3/24 102 ,  B22F 7/00 ,  B23B 27/14 ,  B23P 15/28 ,  C22C 29/04
FI (7件):
B23C 5/16 ,  B22F 3/24 102 A ,  B22F 7/00 G ,  B23B 27/14 A ,  B23B 27/14 B ,  B23P 15/28 A ,  C22C 29/04 Z
Fターム (15件):
3C046FF05 ,  3C046FF10 ,  3C046FF13 ,  3C046FF19 ,  3C046FF25 ,  3C046FF34 ,  3C046FF38 ,  3C046FF39 ,  3C046FF53 ,  4K018AD04 ,  4K018BA11 ,  4K018BA20 ,  4K018DA11 ,  4K018FA24 ,  4K018KA16

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