特許
J-GLOBAL ID:200903079476174334

イオンクロマトグラフィーのための、間欠電解膜サプレッサー再生

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外6名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-527675
公開番号(公開出願番号):特表平10-507001
出願日: 1996年02月29日
公開日(公表日): 1998年07月07日
要約:
【要約】溶離液のサプレッサーを利用した、イオンクロマトグラフィーにおける、アニオンまたはカチオン分析のための方法並びに装置。本発明は、電気化学的サプレッション中に、電界を間欠的に利用して、電界の印加により生ずる該イオン種の検出中のバックグラウンドノイズを、電解膜サプレッサーを使用して、最小化することに関連する。この間欠的電気化学的サプレッション系の利用は、電界の不在下での該被分析物の検出を可能ならしめる。この系は、電気化学的サプレッション中に発生するバックグラウンドノイズの低減のために、また有機溶媒含有サンプルを分析する際の、ベースライン障害を減ずるために特に有利であることが分かっている。
請求項(抜粋):
周期的な電解による化学的再生を利用した、イオンクロマトグラフィーによって、アニオンまたはカチオンを分析する方法であって、 (a)検出すべきサンプル中のイオン種を、該サンプルのイオン種とは反対電荷の膜間イオンを包含する、電解質を含む含水溶離液中で、クロマトグラフィーにより分離して、クロマトグラフィー流出液を形成する工程と、 (b)該クロマトグラフィー流出液を、膜サプレッサーのクロマトグラフィー流出液流動チャンネルを介して流動させる工程と、ここで該サプレッサー内で該クロマトグラフィー流出液流動チャンネルは、該膜間電解質イオンと同一電荷の、交換性イオンをもつ、少なくとも一つのイオン交換膜によって、少なくとも一つの再生剤流動チャンネルから分離されており、 (c)再生剤溶液を、該再生剤流動チャンネルを介して送る工程と、 (d)該膜サプレッサーからの分離されたイオン種を含有する該流出液を、検出器を通して流動させ、該検出器において、該イオン種を検出し、かつ該流出液を再生剤流動チャンネルに導く工程と、 (e)該クロマトグラフィー流出液流動チャンネルと、該一つの再生剤流動チャンネルとの間に電位を印加して、該膜間電解質イオンの、該一つのイオン交換膜を介する拡散を促進する工程と、ここで該電位は、上記工程(d)のクロマトグラフィー分離中および上記工程(b)における検出中の如何なる実質的な期間ではなく、該検出工程(d)の前後に、該クロマトグラフィー流出液流動チャンネル内の該電解質を、サプレッション中に僅かに解離した形状に転化するのに十分な時間印加する、 諸工程を含むことを特徴とする、上記アニオンまたはカチオンの分析方法。

前のページに戻る